環境汚染防止・化学物質/有害廃棄物管理

有害物質の管理

化学物質の管理

シスメックスでは、製品の研究開発や生産工程で化学物質を扱っています。そのため紛失・漏えいの防止はもちろん、現場で作業に従事する従業員に健康被害が及ばないように化学物質の適正管理に努めています。

製品の化学物質管理

シスメックスは、電気・電子製品における特定有害物質の含有を制限する各国のRoHS規制や、残留性有機汚染物質を国際的に規制するストックホルム条約(POPs条約)をはじめとする、各国・地域の化学物質に関する規制を遵守しています。
こうした規制への対応のため、当社では製品に含まれる化学物質の管理基準を定め、生産・販売する製品を構成する部品、デバイス、試薬溶液などに含まれる化学物質(環境負荷物質)を適切に管理しています。

有害廃棄物の管理・処理

シスメックスでは、生物由来の物質による万が一の感染の危険性に備え、マニュアルに基づいて保管・使用場所を制限するなど厳重に管理するとともに、一般廃棄物とは厳格に分別して適切に処理しています。また、その他の有害物質についても、飛散の抑制、流出や地下浸透がないように設備・管理手法の両面から対策を講じ、排出を法規制の基準値以下に抑えるよう努めています。

大気への排出に関する管理・処理

国内のグループ会社では、フロン排出抑制法に対応するために、各社で対応手順マニュアルを作成し、所有・管理するフロン含有機器の明確化、適切使用、点検の実施、算定漏えい量の把握を実施しています。

ゼロメタノール染色液と対応装置による安全性向上と環境配慮の実現

シスメックスは、医療現場での安全性と環境への配慮を両立させる新たな取り組みを開始しました。血液検査において血中の細胞形態を評価するためには、塗抹標本を作製する際にメタノールを含む染色液が使用されています。しかし、医療機関ではメタノールの毒性による医療従事者への健康リスクや、規制対応にともなうコスト増加、有害物質による環境への負荷といった課題があります。
これらの課題を解決するために、シスメックスはメタノールを含まないゼロメタノール染色液とそれに対応する装置を発売し、安心安全な検査室運営を支援するソリューションを提供します。これにより、メタノール使用による健康リスクを低減するとともに、輸送や保管にかかる費用とリスクも軽減され、医療機関における運営効率の向上に貢献します。さらに、有害物質の削減による環境負荷の低減にもつながります。
今後も、医療現場の安全性と環境配慮を両立させたソリューションを製品・サービスに組み込むことで、ステークホルダーの皆さまからの信頼の獲得を目指すとともに、企業価値の向上につなげてまいります。