経営方針

社長メッセージ

COVID-19影響からの回復に伴い、
全地域で試薬売上が伸長、増収・増益を達成しました。 

売上高は、試薬売上の伸長および為替の影響により全地域で二桁伸長し、増収

四半期利益*は、営業利益の増加や為替差損益の寄与により増益

家次 恒

2021年8月
シスメックス株式会社
代表取締役会長兼社長 CEO

家次 恒

ステークホルダーの皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)に罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、感染の拡大防止にご尽力されている皆様に心より感謝申し上げます。
 
 当社グループの2022年3月期 第1四半期の業績は、COVID-19影響により減少していた検査数が回復し、全地域で試薬売上が増加するとともに、為替が追い風となり増収を達成しました。また、営業利益は販売・サービス活動の再開により販売管理費が増加したものの、増収による粗利益の増加および原価率の改善により増益となりました。四半期利益も、営業利益の増加や為替差損の寄与により増益となりました。売上高は前年同期比31.2%増、営業利益は同116.3%増、当期利益は同122.7%増となりました。なお、前年同期の為替レートを適用した場合、売上高は前年同期比23%増、営業利益は同111%増となります。
 
 分野別では、機器売上の減少などにより血液凝固分野が減収となったものの、ヘマトロジー分野*、尿分野、免疫分野における検査需要の回復により、試薬売上が増加したことに加え、ライフサイエンス分野においてCOVID-19関連検査の売上が好調に推移し、増収となりました。

 第1四半期のトピックスとして、国内完結型の生産体制を構築したPCR検査キットを開発、2021年4月に保険適用を取得しました。国内完結型の生産体制を構築することで、将来のパンデミックで予測される、グローバルにおける原料供給不足に影響されない、高品質な製品の安定的な供給を実現します。さらに、2020年6月全国初の官民連携により構築したPCR検査ラボラトリーを、PCR 検査数の拡大と機能拡充に向けて、2021年5月に当社研究開発センター内に移転し、運用を開始しました。シスメックスは今後も、価値の高い検査の提供を通じ、患者さんのQOL向上や医療の標準化、個別化医療の発展に貢献してまいります。
 
 ステークホルダーの皆様には、今後ともより一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
四半期(当期)利益:親会社の所有者に帰属するし四半期(当期)利益。
ヘマトロジー分野:血液中の赤血球や白血球などの数や種類、大きさを分析することにより、精密な検査が必要かどうかを判断するための検体検査分野。