国内初 マラリア診断装置としての薬事承認取得
検査の自動化による早期発見と効率化に貢献
多項目自動血球分析装置 XN-31(以下、XN-31)は、ヘマトロジー分野で培ったフローサイトメトリー技術を応用することで、マラリア原虫等感染赤血球の有無およびその数を、検体セットから測定完了まで約1分で高精度に自動判定することを実現しました。併せて、ヘモグロビン量・赤血球数・白血球数・血小板数を含むCBC8項目も算出します。検体をセットして測定ボタンを押すだけ の簡単な操作で測定が実施でき、マラリア検査の標準化と効率化を支援します。
多項目自動血球分析装置 XN-31(以下、XN-31)は、ヘマトロジー分野で培ったフローサイトメトリー技術を応用することで、マラリア原虫等感染赤血球の有無およびその数を、検体セットから測定完了まで約1分で高精度に自動判定することを実現しました。併せて、ヘモグロビン量・赤血球数・白血球数・血小板数を含むCBC8項目も算出します。検体をセットして測定ボタンを押すだけ の簡単な操作で測定が実施でき、マラリア検査の標準化と効率化を支援します。
マラリア検査のワークフロー改善
XN-31では、熟練した技術を必要とせず、従来法に比べより迅速に検査を実施することが出来ます。
特別な前処理は不要で、全血検体をセットするだけで測定可能なため、検査室でのワークフローを大幅に改善します。さらにキャップピアッシング機能を搭載することにより、医療従事者のバイオハザードのリスクを軽減します。
- ※XN-31は顕微鏡法によるマラリア検査を代替するものではありません。
XN-31と従来法の比較
XN-31は国内でマラリア診断装置として製造販売承認を得た検体検査用の医療機器です。
マラリアの確定診断には、顕微鏡法による検査が一般的に実施されています。
| 指標 |
XN-31 |
顕微鏡法 |
簡易キット※1 (抗原検出法) |
PCR法※1 |
| 検出感度(/μL) |
20 |
50 |
>100 |
1~20 |
| 原虫数の判定 |
可※2 |
可※3 |
不可 |
一部可 |
| 検査にかかる時間 |
約1分 |
約30-60分 |
約20分 |
約3-6時間 |
| 要求される技術レベル |
軽度 |
高度 |
軽度 |
高度 |
| マラリア診断届出の可否※4 |
〇 |
〇 |
× |
〇 |
| 保険請求の可否 |
〇※5 |
〇※5 |
× |
× |
- ※1簡易キット、PCR法で薬事承認された製品はありません(2021年8月時点)
- ※2マラリア原虫等感染赤血球数、マラリア原虫等感染赤血球比率
- ※3感染率のみ
- ※4「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」におけるマラリア症例届出基準の検査方法のうち、XN-31は「フローサイトメトリー法によるマラリア原虫感染赤血球の検出」に該当します。
- ※5 D005 血液形態・機能検査 7 血中微生物検査 40点 (XN-31は2021年9月1日適用開始)
参考:
特集 新興・再興感染症 update-グローバル化時代の感染症-
Ⅱ.新興・再興感染症の予防・診断・治療・研究開発 マラリア
狩野繁之 日本臨牀 79巻 月刊号2 別冊より改変
測定原理・特長
- マラリア原虫等感染赤血球の検出
吸引した血液を希釈した後、溶血剤によってマラリア原虫等を赤血球内部に保持したまま、赤血球とマラリア原虫等の細胞膜を部分的に溶解します。
そして、染色液を添加することにより、赤血球内でマラリア原虫等の核酸を染色します。
これをフローサイトメトリー法で測定し、前方散乱光・側方蛍光で展開したスキャッタグラムを解析することで、マラリア原虫等感染赤血球数(MI-RBC#)を算出します。またシースフローDC検出法より得た赤血球数との比から、マラリア原虫等感染赤血球比率(MI-RBC%)を算出します。
- スキャッタグラム測定例
マラリア原虫等に感染した赤血球は、赤血球の大きさとそこに含まれる核酸の総量が通常赤血球と異なります。
本法では、細胞の大きさを反映する前方散乱光強度と核酸量を反映する側方蛍光強度にもとづいてスキャッタグラムを分析することで、検体中に含まれるマラリア原虫等感染赤血球を測定します。
- CBC8項目
マラリア原虫等感染赤血球の有無や全赤血球数に対するマラリア原虫等感染赤血球の比率(感染率)などの項目に加えて、ヘモグロビンを含むCBC8項目を同時に自動測定できることから、マラリア患者に多いとされている貧血などの状態を一度の測定で把握することが可能となります。
多項目自動血球分析装置 XNシリーズ と同様に、赤血球数、ヘマトクリット、血小板数の測定にはシースフローDC検出法を、ヘモグロビンの測定にはSLSヘモグロビン法を採用しています。
| 最大処理能力 |
全血・希釈モード:60 検体/時間 LMモード:55検体/時間 |
| 吸引検体量 |
全血・LMモード: 60μL(全血吸引) 希釈モード: 70μL(希釈するために必要な血液量は20μLです。) |
| 記憶検体数 |
記憶検体 :100,000件 患者情報 :10,000件 測定登録 :2,000件 精度管理ファイル:95ファイル/測定モジュール(300プロット/ファイル) 試薬交換履歴 :5,000件 保守履歴 :5,000件 |
| レーザークラス |
クラス 1(IEC60825-1) |
| 安全性規格 |
IEC61010-1:2010 IEC61010-2-081:2015 IEC61010-2-101:2015 |
| |
幅 × 奥行 × 高さ (mm) |
重量 (kg) |
電源 |
消費電力 |
| XN-31(測定部) |
約300×約640×約790 |
約49 |
AC100~240V |
270VA以下 |
| SA-10(搬送部) |
約640×約755×約855 |
約29 |
AC100~240V |
110VA以下 |
| 空圧源 |
約280×約355×約400 |
約17 |
AC100~117V |
230/280VA以下 |
なお、本製品にはデータ処理装置が付属します。
| |
幅 × 奥行 × 高さ (mm) |
重量 (kg) |
電源 |
消費電力 |
データ 処理装置 (IPU) |
本体 |
約365×約426×約98 |
約8 |
AC100V |
200VA以下 |
| キーボード |
約454×約173×約42 |
約1 |
| LCD |
約510×約170×約401 |
約5 |
AC100V |
50VA以下 |
- ※外観・仕様については改良のため予告なしに変更することがあります。
- ※このページの商品情報は、日本国内販売向けのもので、その他の地域については異なる場合があります。
多項目自動血球分析装置 XN-31
30200BZX00211000
| XN-31 |
| WBC |
RBC |
HGB |
HCT |
MCV |
| MCH |
MCHC |
PLT |
RDW-SD |
RDW-CV |
| PDW |
MPV |
P-LCR |
PCT |
MI-RBC#/% |
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