総説

ドーピング検査における血液検査の現状と今後の展望

医療関係者向けコンテンツとなります。

著者

岸川 佳史※1, 川原 貴※2

  1. ※1公益財団法人 日本分析センター アンチ・ドーピング研究所 検査開発グループ
  2. ※2公益財団法人 日本分析センター アンチ・ドーピング研究所 所長

Summary

臨床検査分野で最もポピュラーな検査のひとつである自動血球分析装置を用いた血液検査がスポーツ界のドーピング検査に採用されている事はあまり知られていない.また,世界アンチ・ドーピング機構 ( World Anti-Doping Agency ; WADA ) の認定分析機関および認証分析機関で血液検査が可能な施設は世界で約 30あり,現在そのすべてでシスメックス社の多項目自動血球分析装置が使用されている.

従来ドーピング検査は尿検査で行われてきたが,近年は血液検査も導入されており,本稿ではその血液検査についての導入背景から現状および今後の展望にわたって紹介する.

Key Words

多項目自動血球分析装置, ドーピング検査, アスリートバイオロジカルパスポート

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