製品紹介

多項目自動血球分析装置XN-Lシリーズの概要と特徴

医療関係者向けコンテンツとなります。

著者

浜口 佳子※1, 近藤 民章※1, 仲井 里枝※1, 越智 康浩※1, 岡﨑 智紀※2, 内橋 欣也※2, 森川 隆※1

  1. ※1シスメックス株式会社 学術本部
  2. ※2シスメックス株式会社 ヘマトロジープロダクトエンジニアリング本部

Summary

近年,新興国では医療インフラの整備が着々と進められている.また著しい経済成長に伴い医療情報へのアクセスも容易になったため,誰しもが世界中の最新情報をいつでも入手することが可能になった.それと同時に人々の健康や医療への関心も高まってきており,それゆえ医療や臨床検査の需要が飛躍的に増加している.一方先進国では,高齢化社会への対応を含めた医療費の抑制や個別化医療の浸透など,地域ニーズが多様化している.

このような医療環境の変化のもと,当社はXN シリーズを2011年に発売し,血球計数検査の効率化や臨床的価値の向上に取り組んできた.今回,XNシリーズの機能・操作性や臨床的価値を継承したコンパクトな多項目自動血球分析装置XN-L シリーズ ( 図1 ) を新たに発売した.本製品は従来製品に備わっているCBC 8項目,白血球5分類および微量検体測定にとどまらず,網赤血球 ( RET ) 測定機能,低値白血球モードや体液モードを備えた世界最小クラスの血球分析装置である.また本製品は自動再検機能 ( XN-550に限る ) の搭載や,SNCS ( Sysmex Network Communication Systems ) に対応したサービス& サポート体制により安全安心かつ効率的な検査環境に貢献できる.さらに世界三大感染症の一つであるマラリア感染時に出現する感染赤血球を検知可能な新たなアプリケーションを追加できるなど,将来にわたって発展可能なシステムを採用しており,臨床における血球分析装置の活用範囲の広がりが期待できる.以下,XN-L シリーズの概要について紹介する.

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