論文

多項目自動血球分析装置XS-800i の評価および上位機種XE-2100・XT-2000i との比較

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著者

新保 敬※1, 屋代 いづみ※1, 及川 信次※1, 菱沼 昭※1,2

  1. ※1獨協医科大学病院 臨床検査部
  2. ※2獨協医科大学 臨床検査医学

Summary

多項目自動血球分析装置XS-800i  ( 以下,XS-800i  ;シスメックス社 ) はXS シリーズのオープン採血管測定モデルである.小型で約20μL の微量血液でのCBC 測定に加え,白血球分類測定が可能であり,中小検査施設や治療現場に近い検査向けに開発された装置である. 今回我々は,XS-800i について,現在当検査室で使用している多項目自動血球分析装置XE-2100 ( 以下,XE-2100;シスメックス社 ) および多項目自動血球分析装置XT-2000i ( 以下,XT-2000i ;シスメックス社) とのCBC の比較,白血球分類の評価を行った.

XS-800i ,XE-2100,XT-2000i の3 機種でのCBC,白血球分類の相関は良好であった. XS-800i はWBC/BASOチャンネル,NRBC チャンネル,IMI チャンネルが設定されていないため,白血病または有核赤血球数の多い新生児検体ではBASO が偽高値になることがあり,目視での確認が必要と思われた.

本装置は小型で微量血液測定可能な装置でありながら,白血球分類が測定可能な高性能および高機能を実現した装置であり,臨床に十分貢献できると考える.

Key Words

多項目自動血球分析装置, XS-800i  , XE-2100, XT-2000i  , 白血球分類

ご利用に際して

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