論文
精神科医療における「尿中薬物検出」の有用性について —条件契約療法の導入を推奨し,「日本版ドラッグ・コート」の可能性を探る—

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著者
小沼 杏坪
医療法人せのがわKONUMA記念広島薬物依存研究所
Summary
筆者は従来から薬物依存症を専門的に治療している精神科病院においては,「 薬物使用のコントロール喪失 」を特徴とする薬物依存症の断薬継続支援のため,さらに治療環境をドラッグ・フリーに保つために,外来受診のたび毎に自己尿を提出して尿中薬物の検査を行う「 条件契約療法 」を推奨してきた.
この度,「 条件契約療法 」を,覚せい剤事犯者に対する<刑事司法手続きから治療教育へのダイバージョン( diversion,転換 )>,あるいは<日本版ドラッグ・コート>に対しても,適用できるヒントを与えてくれる事例に遭遇したので,事例を紹介すると共に,ダイバージョンの必要性を主張する。さらに精神科臨床における尿中薬物検出の意義・有用性についても,整理することにする.
Key Words
条件契約療法, 尿中薬物の検出, 覚せい剤事犯者, ダイバージョン・プログラム, 日本版ドラッグ・コート
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