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ブラジルの生産拠点を移転・拡張

~中南米ビジネスの持続的成長を支える生産体制を構築~

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)は、中南米の事業拡大と中長期的な製品供給体制の強化を目的として、ブラジルの診断薬生産工場を同州内で移転・拡張することを決定しましたのでお知らせします。新たな拠点は、シスメックスの海外生産拠点では最大の敷地面積であり、成長著しい中南米市場への安定的な製品供給を目指します。

 ブラジルは中南米最大の人口・経済規模を有し、経済成長に伴う医療サービスへの需要が急速に拡大しています。一方で、ブラジルの1人当たり国民医療費は日本の約6分の1にとどまっており、ヘルスケア市場に大きな伸びしろがあります。医療インフラ整備や技術革新も進展しており、今後もブラジルを中心に中南米市場での検査・診断領域への持続的な市場成長が見込まれています。
 これまで、シスメックスのブラジル現地法人(現 Sysmex do Brasil Industria e Comercio Ltda.)は2000年に操業を開始し、現地生産による中南米市場への診断薬製品の供給を行ってきましたが、需要拡大に伴い、さらなる生産能力の拡充が必要となっています。

 当社はこのたび、成長著しい中南米市場への安定的な製品供給を目指し、既存の診断薬生産工場が所在するパラナ州に新たな拠点を移転・拡張することを決定しました。新拠点は、52,300平方メートルの敷地面積に、現在複数拠点に所在している診断薬生産・物流・技術サービス機能を統合して展開します。
 また、米国の診断薬生産工場の有事発生時においても、速やかなバックアップを可能とするBCP機能の強化を目指します。

 これらの取り組みを通じて、シスメックスは持続可能な社会の実現と、地域医療の発展に貢献してまいります。今後も、革新性と信頼性を兼ね備えた診断ソリューションの提供を通じて、世界中の人々の健康と安心に寄与していくことを目指します。

【新拠点の概要】

   所在地:
ブラジル パラナ州 サン・ジョゼ・ドス・ピニャイス市
   敷地面積: 52,300㎡
   機能:
診断薬生産、物流、技術サービス等
   稼働時期: 2027年度内を予定
   生産品目: 診断薬

以上

シスメックス株式会社について

シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げています。1968年の創立以来、血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を中心として事業を展開し、現在は190以上の国や地域で、人々の健康を支えています。長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」のもと、一人ひとりの生涯にわたるヘルスケアの旅路「ヘルスケアジャーニー」がより良いものになるよう、検体検査領域でのさらなるイノベーション創出に加え、新たな領域にも挑戦しています。シスメックスは、独自のテクノロジーとソリューション、さらにはさまざまなパートナーとの協創を通じて新たな価値を提供し、健康で長生きしたいという人々の普遍的な願いに寄り添います。シスメックスの詳細については、www.sysmex.co.jpをご覧ください。
※「ヘルスケアジャーニー」はシスメックス株式会社の登録商標です。

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    その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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