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インドでシスメックスグループ最大規模の生産拠点が竣工

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)は、インドにおけるグループ初の試薬・機器双方の生産機能を備える新たな生産拠点(以下「新生産拠点」)の建設が完了したことをお知らせします。
 新生産拠点は、シスメックスグループの海外生産拠点では最大の延べ床面積を持ち、試薬生産品目を大幅に拡大することに加え、Make in India 政策に対応した機器製品の生産機能を有します。これにより、旺盛な検査需要に対する供給力を強化し、インドにおける事業展開の加速と成長持続を目指します。

 インドは、急速な経済成長や人口増加を背景に、医療インフラ整備への投資が民間資本に加えて政府主導でも積極的に実施されており、今後も検査・診断領域への高い需要と持続的な市場成長が見込まれています。

 新生産拠点は、中長期にわたる検査需要の増加を想定した生産機能の強化に加え、試薬製品および機器製品の双方で将来の生産品目拡大を可能にする拡張性を有しています。また、倉庫・物流ハブ機能も併設することで、インド国内のサプライチェーンの最適化も図ります。 
 
 機器製品の生産機能は、日本国内工場と同等の生産プロセスやシステムを移設・構築することに加え、IT技術を駆使した現地従業員の教育システムの導入など、インドにおいてもシスメックス基準の高い品質を実現・維持する工夫を取り入れていきます。また、Make in India 政策に対応した原材料のインド国内調達も順次拡大してまいります。

 今後は、本格稼働に向けた準備を進め、試薬製品・機器製品ともに2024年度内の出荷開始を計画しています。

 シスメックスは、インドにおけるヘルスケア進展への強いコミットメントに基づき、新生産拠点に加えて、販売・サービス拠点の増設やインド市場向け製品の開発・投入などの積極的な投資を実行し、中期経営計画で掲げる新興国戦略の実効性を高め、グループの持続的な成長の実現を目指します。

【インドの新生産拠点の概要】

   所在地:
インド グジャラート州 サナンドII工業団地
   敷地面積: 18,100㎡
   延べ床面積:
10,600㎡
   投資総額: 約30億円
   生産品目: 試薬、機器(ヘマトロジー検査機器の一部機種)
インド新生産拠点
【シスメックスのインド市場における変遷】
  1998年にインド現地に合弁会社(現 Sysmex India Pvt. Ltd.)を設立して事業を開始、2008年に同社を完全子会社化。その後、2012年に尿検査分野、2014年に凝固・生化学検査分野、2019年より主力のヘマトロジー検査分野において直接販売・サービス&サポートを順次開始し、事業展開・規模の飛躍的な拡大と販売・サービスネットワークの拡充を推進してきました。
インド国内顧客向けの製品供給体制については、2007年にヒマーチャル・プラデーシュ州バディに試薬生産工場を設立して安定供給を図ってきました。
 
【参考】
  2023年4月17日リリース『インドに新たな生産拠点を設立~インドにおける持続的成長を支える生産体制を構築~』
https://www.sysmex.co.jp/news/2023/230417.html

シスメックス株式会社について

シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げています。1968年の創立以来、血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を中心として事業を展開し、現在は190以上の国や地域で、人々の健康を支えています。長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」のもと、一人ひとりの生涯にわたるヘルスケアの旅路「ヘルスケアジャーニー」がより良いものになるよう、検体検査領域でのさらなるイノベーション創出に加え、新たな領域にも挑戦しています。シスメックスは、独自のテクノロジーとソリューション、さらにはさまざまなパートナーとの協創を通じて新たな価値を提供し、健康で長生きしたいという人々の普遍的な願いに寄り添います。
※「ヘルスケアジャーニー」はシスメックス株式会社の登録商標です。

シスメックスの詳細については、www.sysmex.co.jpをご覧ください。

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