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優れた人的資本経営・情報開示に取り組む企業として「人的資本経営品質 2024(ゴールド)」に選定

 シスメックス株式会社は、一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアムとHR総研、MS&ADインターリスク総研株式会社、一般社団法人人的資本と企業価値向上研究会が共同で企画・実施した「人的資本調査2024」において、「人的資本経営品質2024(ゴールド)」に選定されました。

「人的資本調査」とは

 人的資本調査は、「企業価値向上に向けた本質的な取り組み推進」をテーマに、上場企業、非上場企業を含む企業・団体を対象としたアンケート結果を通じて、評価を実施しています。アンケートは「人材版伊藤レポート2.0」(経済産業省)や 「人的資本可視化指針」(内閣府)を参考とし、企業価値向上につながる人的資本の取り組みをどの程度実践できているかを評価する大規模調査です。この調査結果に基づき、相対的に取り組み水準が高い企業が「人的資本経営品質ゴールド/シルバー」に選定されます。
 本調査のデータ活用により、企業価値向上に向けた人的資本の取り組み研究にもつながるほか、選定された優れた企業とその取り組みは広く社会へ発信されます。さらに、これらの取り組みを通じて、日本の企業・団体における人的資本経営とその開示の取り組みが浸透し、発展していくことを目指しています。

人的資本に関するシスメックスの取り組み

 シスメックスでは、経営戦略を構成する要素として、事業戦略や技術戦略とともに、「人的資本戦略」を組み込んでいます。人的資本戦略の策定においては、人的資本マネジメントを「インプット」「スループット」「アウトプット」の視点で整理し、重要なアウトプットKPIとして付加価値生産性を設定しています。これは、社員の賞与算定にも活用され、全社で付加価値と生産性を高める動機付けにつながっています。さらに、詳細な人的資本に関するKPIも設定し、個々のKPIの特性に応じて、毎月や半年ごとに定期的なモニタリングを行い、組織状況の把握や適時適切な対策に活用しています。
 また、近年では事業のグローバル化やポートフォリオの急速な多角化に伴い、高度専門人材や次世代リーダーの獲得や育成に注力しています。多様な人材が互いに尊重し合い、能力を最大限に発揮できるよう、中長期の経営計画の中で各種施策に取り組んでいます。
 このような取り組みは、年次報告書である「シスメックスレポート(統合報告書)」や「シスメックス サステナビリティデータブック」を通じて、多様なステークホルダーに情報を発信しています。
 
 今後も、グループ内での人材マネジメントシステムの活用の幅を広げ、より多くの人材が長く活躍できる職場環境の実現を目指していきます。

【参考】
「人的資本リーダーズ2024」特設サイト:
 https://www.hrpro.co.jp/human_capital_survey/2024/

シスメックスレポート(統合報告書)  p.57~58:
 https://www.sysmex.co.jp/ir/library/annual-reports/index.html

シスメックス サステナビリティデータブック:
 https://www.sysmex.co.jp/csr/report/index.html

【注釈】
 付加価値生産性:
(営業利益+人件費+人的資本に関する減価償却費)÷労働時間

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