社会

健康増進と労働安全の推進

健康経営宣言

シスメックス健康経営宣言の策定

 シスメックスは、グループ企業理念を実践する基盤となる従業員が、心身ともに充実した人生を歩むために、経営課題の一つとして健康経営を推進してきました。これまで行ってきた安全衛生活動・健康増進・両立支援などの施策展開をさらに加速させるため、2020年4月に「健康経営宣言」を策定しました。「健康経営宣言」では、労働安全衛生、心身の健康などの重要な課題(健康経営マテリアリティ)を設定し、健康増進施策や、多様性が尊重される職場環境の整備を継続的に展開し、より魅力ある職場づくりの実現を目指します。  

健康増進に向けた取り組み

従業員の健康増進に向けた取り組み

 シスメックス株式会社では、定期健康診断に加え、人間ドックや女性特有のがん検診を実施しています。また、二次検査受診率向上のため、2020年度より受診費用の補助金を増額しました。また継続就業支援として、長期・断続的な受診や治療を必要とする従業員には在宅勤務を適応しています。感染性物質を取り扱う業務を行う従事者に対しては、法定の特殊健康診断に加え、B型・C型肝炎検査を含む自社独自の健康診断を年2回実施するなど、疾病の早期発見・早期治療に努めています。
 また、厚生労働省の「がん対策推進企業アクション」「知って、肝炎プロジェクト」のパートナー企業に登録するとともに、「兵庫県がん検診等受診率向上推進協定」を締結し、疾病に関する啓蒙活動と受診率向上のための活動を行っています。
 受動喫煙対策では、国内グループ会社の自社保有事業所の喫煙場所を撤廃するとともに(2021年3月末)、禁煙外来の受診費用や関連セミナー受講費用の補助などを行っています。 
  • 福利厚生プログラム「カフェテリアプラン」で受診費用や健康関連セミナー受講費用などの補助金を従業員自身で選択し申請することができる。

メンタルヘルスの取り組み

 シスメックス株式会社では、従業員のメンタルチェックやハラスメントに関する状況把握を行う「ココロの健康診断」を年1回実施し、経年的に結果を把握し、職場改善を図っています。また、産業医や保健師と面談できる健康相談窓口の設置に加え、メンタルヘルスにおいて従業員を支援するプログラム(EAP)を導入し、社外専門家にいつでも相談できる体制を整えています。

より活き活きと健やかに過ごすための取り組み

 シスメックス株式会社では、健康維持のための福利厚生施設として、ソリューションセンターの敷地内にグラウンドやテニスコート、フィットネス設備を備えた体育館などを設けています。また、従業員自身に健康への関心を持ってもらうためのイベント・セミナーの開催、スポーツ施設利用補助などの健康増進プログラムが含まれる福利厚生プログラム「カフェテリアプラン」の提供、社員食堂でのヘルシーメニューの提供などを行っています。また、健康保険組合とのコラボヘルスとして、ウォーキングイベントや勤務時間内の特定保健指導の面談も実施しています。
テニスコート、体育館(ソリューションセンター)
テニスコート、体育館(ソリューションセンター)

健康経営優良法人の認定

 シスメックス株式会社では、健康経営に向けたさまざまな取り組みや国内グループ会社を含む活動体制が評価され、2021年3月に、経済産業省より優良な健康経営を実践している法人として、「健康経営優良法人」の5回目の認定を受けました。 

グループ会社での取り組み

会社名 取り組み内容
シスメックス アメリカ
  • 社内フィットネスルームの設置
  • フィットネス手当・健康手当の支給
  • 健康診断やインフルエンザ予防接種費用の補助
シスメックス ヨーロッパ
  • 社内フィットネスルームの設置
  • スポーツや栄養管理のプロから指導を受けることができる健康管理プログラム、 ヨガなどのオンラインスポーツプログラム、健康診断などの提供 
  • ストレスマネジメントトレーニングの提供
  • カフェテリアでのランチ、フルーツの無料提供
シスメックス 上海
  • オフィス内にCO2、PM2.5値を下げる設備を導入
シスメックス アジア・パシフィック
  • ヨガなどのスポーツプログラム、健康診断の提供 
  • オフィス内に観葉植物を設置
  • カフェテリアでのフルーツ無料提供

労働安全衛生の体制と推進

労働安全衛生の推進体制

 シスメックスでは、従業員の安全衛生を確保する指針として「安全衛生規程」を定め、安心して働ける職場づくりに努めています。国内グループ会社を対象とした中央安全衛生委員会を設置し、安全衛生・健康管理体制の強化・充実を図るための方針・目標を策定する他、各事業所の安全管理状況の把握、改善すべき施策の検討を行っています。また、労働災害度数率と労働災害強度率をサステナビリティ目標として設定し、進捗状況を半期ごとに取締役会に報告しています。

労働安全衛生推進の取り組み

 シスメックスでは、2020年度の安全衛生目標に「労働災害(通勤・社用車事故含む)における休業4日以上が1件以下」「生産性向上を目指した健康経営の推進」を掲げ、各社・各事業所の安全衛生委員会が中心となって取り組みました。各事業所で定期的に開催される安全衛生委員会では、職場巡回で把握したリスクの排除など、リスクアセスメントの考えに基づき、短期から長期の視点で未然に災害を防止する対策に取り組んでいます。
 また、事故や急病人の発生時の適切な応急措置や退避方法、危険性のある機械や原材料の取り扱い方などに関する安全教育や、大規模災害を想定した総合消防訓練、AED使用方法の研修、市民救急救命士講習なども定期的に実施しています。特に災害時における迅速な従業員の安全確保と安否確認、事業所などの被災や製品の供給状況、お客様の被災に関する情報の共有など、初動対応に関する訓練を適宜実施しています。
 2020年度は、工場でのけがによる休業などにより労働災害度数率は0.67となりました。引き続き、安全衛生委員会の活動に加え、KYT(危険・予測トレーニング)活動や、外部講師による教育訓練などの対策を実施していきます。
 シスメックス ブラジルでは、労働安全衛生マネジメントシステムの国際的な規格であるISO 45001の認証を取得しています。
  • 対象:シスメックス株式会社

過重労働の防止

 過重労働は心身の健康を妨げる要因となることから、長時間労働の防止にも取り組んでいます。関連法令の遵守とともに、厚生労働省の指針よりも厳しい社内基準を設け、労働時間が社内基準を上回った場合は、上長への連絡と自己チェック表の提出を求めて業務改善を図ります。また必要に応じて産業医との面談の機会を設けています。労働時間管理については、ICカードによる入退室管理とパソコンの起動と終了の時刻ログから労働時間を把握しています。