※2 出典:世界保健機構(WHO)報告書「Global Health Observatory data repository」(2017年)
(参考)1万人当たり医師数(2018年) 日本:24.7人、アメリカ合衆国:26人
こうした背景から、ナミビア政府は公立医療機関の品質改善対策を展開する中で、臨床検査分野においては、臨床検査室に特化した品質マネジメントシステム規格ISO15189認証取得による品質改善施策を実施しています。シスメックスは、ナミビアの政府から臨床検査事業の運営管理を委託されているNamibia Institute of Pathologyの管轄下の3施設に対し、国際基準に適合した臨床検査室の品質管理システム運用マニュアル「Sysmex Quality Guidance Manual」を用いたメンターシップ※3プログラムを提供する事業を国際協力機構(JICA)と官民連携で推進。アフリカ地域ではザンビア、ジンバブエでも同様の取り組みを通じて臨床検査室の品質管理技術向上支援活動を展開しており、将来的には各国での実績を布石に、近隣諸国への水平展開を目指しています。
政府や医療従事者から高く評価されたこの取り組みは、2019年にベルリンで開催されたG20 Compact with Africaにて、官民連携の事例として紹介されました。シスメックスは、アフリカ全土で各国保健省や世界保健機構(WHO)など多くの政府機関や国際機関と連携し、各地の医療アクセス向上に取り組んでいます。