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モンゴル保健省と血液形態検査分野における外部精度管理支援に関する契約を締結

   シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、モンゴル保健省と、モンゴルにおける血液形態検査の精度向上を目的とした、技術的・学術的支援および外部精度管理支援に関する契約を締結し、2017年9月15日にモンゴル ウランバートルにて契約締結式を開催しました。

 モンゴルにおいては、近年の経済発展に伴い医療インフラの整備が進められる中、モンゴル保健省が中心となり、医療水準の向上に向けた取り組みが進められています。

 シスメックスは、これまでモンゴル保健省との契約に基づき、ヘマトロジー(血球計数検査)・生化学検査・免疫検査分野における外部精度管理を支援し、現地の臨床検査の質の向上に貢献してきました。

 一方、近年モンゴルでは、白血病などの血液疾患の診断、治療、経過観察において必要不可欠とされる「血液形態検査」に対するニーズが高まっています。血球や血小板の形態異常を臨床検査技師が目視する血液形態検査は、臨床的に有用な情報が把握できる一方で、専門的な知識と経験が必要とされており、モンゴルにおいては、本検査に関するノウハウの蓄積や標準化が課題となっています。


 このたびシスメックスは、モンゴル保健省とのヘマトロジー・生化学検査・免疫検査分野の外部精度管理支援に関する契約更新にあたり、支援対象を血液形態検査分野にも拡大しました。

 支援活動の内容としては、現地で血液形態検査に携わる臨床検査技師に対して、シスメックスがこれまでのグローバルなサービス&サポート活動を通じて培った技術的、学術的ノウハウを提供します。また、ヘマトロジー・生化学検査・免疫検査と同様、モンゴル保健省が中心となって行う、国家レベルでの血液形態検査の外部精度管理の仕組みの構築・運営を支援します。

 これらの活動を通じて、血液形態検査の正しい技術と知識の浸透を図り、モンゴルの医療水準の向上に貢献することを目指しています。


 今後もシスメックスは、途上国、新興国における臨床検査の支援を推進し、臨床検査の標準化や質の向上に寄与することで、世界中のお客様に安心をお届けしていきます。 
 

【契約の概要】 
 

  契約締結日: 2017年7月1日
  契約内容: 血液形態検査分野の技術的・学術的支援、および外部精度管理の仕組みの構築を目的とした支援活動の実施
  対象期間: 2017年7月1日~2020年6月30日



【モンゴル保健省との契約締結式の様子】 
 

   

 

【注釈】
  ※  外部精度管理:
複数の臨床検査室に同一の試料(人工的に作られた血液など)を配付し、回収された測定結果を、統計的手法を用いて解析することにより、各検査室の測定結果の精度を評価する手法のこと。結果は各検査室へフィードバックされ、検査の質向上に役立てられる。    
  
以上
  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
    その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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