ガバナンス

コンプライアンスマネジメント

グループ方針

「正々堂々とした事業活動」を追求

  シスメックスは、グループ企業理念である「Sysmex Way」に基づき、コンプライアンスを「法令遵守とともに高い倫理観に基づいた正々堂々とした事業活動を行うこと」と定義し、グループの全役員・従業員が遵守すべき特に重要なルールや行動のガイドラインをまとめた「グローバルコンプライアンスコード」を制定しています。「グローバルコンプライアンスコード」は、日本語だけではなく、英語をはじめとした多言語に翻訳されています。 

コンプライアンス推進体制

 シスメックスでは、コンプライアンス違反は社会的信用を失墜させる最も重要なリスクと捉え、当社グループ全体のリスク管理体制の下で、コンプライアンスの統括組織としてコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンスを推進・強化しています。
 コンプライアンス委員会の委員長は、グループ統括責任者として、グループ全体のコンプライアンスを推進しています。また、グループ各社にもコンプライアンス責任者を設置し、各社でコンプライアンスを推進するとともに、コンプライアンス委員会においてグループ全体の活動をモニタリングしています。なお、コンプライアンス推進体制については、内部統制の観点から第三者によるチェックを受けています。
 各社やグループに大きな影響を与える重要なコンプライアンス違反またはそのおそれがある事象が発生した場合は、各社のコンプライアンス責任者からコンプライアンス委員会の委員長を通じて、内部統制委員会委員長(取締役社長)および監査等委員である取締役に報告されます。また、情報開示規程に基づき必要となる事象については情報開示を行います。
 2020年度の倫理違反件数は5件ありましたが、重大な違反はありませんでした。 

内部通報制度

 シスメックスでは、全グループ会社で内部通報制度を設置し、運用しています。国内においては、内部通報制度「カンパニュラライン」を設置し、贈収賄や人権侵害などを含むコンプライアンス上の問題に関する相談を受け付け、早期に解決を図るようにしています。「カンパニュラライン」では、社内・社外の2つの窓口で、メール、郵便、電話による相談や通報を受け付けています。また、経営陣に関する相談・通報のために、監査等委員である取締役による窓口も設けています。寄せられた情報は匿名で取り扱い、公益通報者保護法に基づき、相談・通報者が不利益を受けないよう保護しています。海外においても、各国の言語に対応した相談・通報窓口を設置しています。
 さらに、2019年度より、グローバル内部通報窓口「Global Compliance Hotline」を設置し、国内外全グループ会社の従業員が本社に直接通報することができるようになりました。この制度により、コンプライアンス違反の早期発見を促進しています。
 2020年度の内部通報件数は、国内・海外合わせて12件で、それぞれの案件に対し、事実調査を行った上で適切に対処しました。 

コンプライアンス教育

コンプライアンス教育を継続して実施

  シスメックスでは、従業員への教育・啓発活動をコンプライアンス推進・徹底のベースと位置付け、継続的に教育を実施しています。新入社員教育、階層別教育などの機会を捉え、グローバルコンプライアンスコードに則った行動の浸透を図っています。
 2020年度は、「倫理・行動規範」「贈収賄および腐敗の防止」など、特に重要なテーマについてグループ全体での啓発を図るため、グループ全従業員を対象としたグローバルコンプライアンス研修を多言語で実施しました。
 また、公正な取引の促進、贈収賄・インサイダー取引・差別嫌がらせの禁止など、グローバルコンプライアンスコードを詳しく解説したガイドブックなどの教育ツールの充実を図り、各部門、各社での自主的かつ計画的な教育・啓発活動に活用しています。