ガバナンス

コンプライアンスマネジメント

グループ方針

「正々堂々とした事業活動」を追求

 シスメックスは、グループ企業理念であるSysmex WayおよびShared Valuesに基づき、コンプライアンスを「法令遵守とともに高い倫理観に基づいた正々堂々とした事業活動を行うこと」と定義し、グループの全役員・従業員が遵守すべき特に重要なルールや行動のガイドラインとして「グローバルコンプライアンスコード」を制定しています。また、これを日本語だけでなく、英語をはじめとした多言語に翻訳し、グループの全役員・従業員が理解し、遵守できるようにしています。

コンプライアンス推進体制

 シスメックスでは、コンプライアンス違反は社会的信用を失墜させる最も重要なリスクと捉え、グループ全体のリスク管理体制の下で、コンプライアンスの統括組織としてコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンスを推進・強化しています。
 コンプライアンス委員会の委員長は、コンプライアンス統括責任者として、グループ全体のコンプライアンスを推進しています。また、グループ全体の方針に沿って国内外のグループ各社にもコンプライアンス責任者を設置し、各社でコンプライアンスを推進しています。これらの活動および推進状況は、コンプライアンス委員会がモニタリングしています。また、リスク評価結果に基づいた内部監査を毎年行っており、2024年度は労働基準法の遵守などのコンプライアンスを含む内部監査を実施しました。さらに、コンプライアンス推進体制は、内部統制の観点から第三者による評価を毎年受けています。
 グループおよびグループ各社に大きな影響を与える重要なコンプライアンス違反またはその恐れがある事象が発生した場合は、直ちに、各社のコンプライアンス責任者がコンプライアンス統括責任者に当該事象を報告します。報告を受けたコンプライアンス統括責任者は、当該事象を速やかに代表取締役社長が委員長を務める内部統制委員会および監査等委員である取締役に報告します。また、情報開示規程に基づき必要となる事象については情報開示を行います。
 2024年度の倫理違反件数は19件ありましたが、重大な違反はありませんでした。

コンプライアンス推進体制

内部通報制度

 シスメックスでは、グループの全従業員が贈収賄や人権侵害などを含むコンプライアンス上の問題に関して相談・通報できるグローバル体制を構築しています。具体的には、各地域のコンプライアンス責任者がグループ従業員からの相談・通報を受けるために各地域統括で設置・運用する内部通報窓口のほか、コンプライアンス統括責任者が設置する「Global Compliance Hotline(GCH)」があり、グループ全従業員がシスメックス株式会社本社に直接相談・通報することができます。なお、これらの内部通報窓口は、グループから独立した専門業者によって運営されています。また、日本地域では、経営陣に関わるコンプライアンス上の問題に関する相談・通報を受け付ける内部通報窓口として、監査等委員窓口を設けています。
 コンプライアンス違反の恐れがある事象についての相談・通報があった場合には、法務部門が中心となり事実関係を調査します。コンプライアンス違反が明らかになったときは、速やかに是正するとともに、再発防止措置を講じます。
 これらすべての内部通報受付窓口は、匿名での相談・通報も可能で、寄せられた情報は秘密として取り扱います。また、シスメックスでは、相談・通報を行ったことを理由として、相談・通報者に対し解雇その他の不利益な取り扱いをすることを禁止しています。グループの役職員がこれに違反した場合には、グループ各社の規則および各国・地域の法令などに従い、懲戒処分を科します。そして、イントラネットや研修を通じてこれらの制度をグループ全従業員に周知するなど、コンプライアンス違反の早期発見を促進しています。
 なお、内部通報制度の運用状況は、コンプライアンス委員会でモニタリングしています。2024年度の内部通報件数は、国内・海外あわせて17件でした。

内部通報制度

コンプライアンス教育

コンプライアンス教育を継続して実施

 シスメックスでは、従業員への教育・啓発活動をコンプライアンス推進・徹底のベースと位置付け、継続的に教育を実施しています。新入社員教育、階層別教育などの機会を捉え、グローバルコンプライアンスコードに則った行動の浸透を図っています。
 2024年度には、グループ共通のコンプライアンス教育方針に基づき、グループ全従業員を対象としたグローバルコンプライアンス研修を多言語で実施し、コンプライアンスの重要性やグローバルコンプライアンスコード、コンプライアンス違反に気づいたときの適切な対応などについて、改めて理解・意識の徹底を図りました。