ガバナンス

事業継続にかかわるリスクへの対応

事業継続計画(BCP)の整備

大規模災害発生時の対応

 シスメックスはグループ全体で、地震や風水害などの大規模災害が発生した際にも重要業務を継続し、迅速な復旧を図るため、生産、調達などの機能ごとに事業継続計画(BCP)を策定して非常時に備えています。
 また、安定供給体制をより強固なものにするため、物流センターをより水害リスクが少ない内陸部へ移転しました。そして、免振構造、自家発電、防火シャッターなどの設備も充実させました。

主なBCPの取り組み

  • 主要な原材料調達先を分散化(地産地消の考えに基づいた生産場所の選定)
  • 半導体など長納期部材の調達に対して中期的な生産計画情報から長納期部品の原材料発注計画をシステムに登録し手配を行う仕組みを構築
  • 製商品の保管を機能別(機器、保守パーツ、室温試薬、保冷試薬、危険品試薬など)に分散
  • 工場間の相互供給体制の構築、輸送面での代替ルートの確保
  • 医療機関への供給を優先する重要製品の選定
  • 取引先の自然災害、火災、事故等の緊急性の高いリスクへの迅速に対応するため、当社と原材料サプライヤー間で危機情報を共有するツール(防災情報クラウドシステム)の導入
  • 災害対応に関する規程やマニュアルの整備、模擬訓練の定期的実施
  • 従業員の安否確認システムの導入
  • 各事業所へのデジタル無線機設置
  • 従業員向けの備蓄品、帰宅支援品の設置
  • IT基幹システムの整備(社外データセンターへの配置、緊急時に速やかにバックアップシステムへ移行できるシステム基盤の構築)
  • 「シスメックス」はシスメックスグループを、「シスメックス株式会社」は、シスメックス株式会社単体を指します。