ガバナンス

事業継続にかかわるリスクへの対応

事業継続計画(BCP)の整備

大規模災害発生時の対応

 シスメックスでは、地震や風水害などの大規模災害が発生した際にも重要業務を継続し、迅速な復旧を図るため、生産、調達などの機能ごとに事業継続計画(BCP)を策定して非常時に備えています。BCPでは、危機発生時にも医療機関において当社製品が安定して稼働し続けられるように、供給を優先すべき重要製品を選定しています。また、災害対応に関する規程やマニュアルを整備し、緊急時に迅速に対応できる体制を整え、災害発生を想定した模擬訓練の定期的な実施と、従業員用備蓄品の拡充も行っています。BCP等の策定した規程やマニュアルは定期的に見直しを実施し、訓練を通じて従業員への浸透と改善を行っております。
 製品の安定供給に向けた取り組みでは、主要な原材料の調達先の複数化や地産地消の考えに基づいた生産場所の選定によるリスク分散を図るとともに、非常時における工場間の相互供給体制の構築、輸送面での代替ルートの確保などを実施しています。近年では地震のみならず局地的な風水害も増加傾向にありますが、災害発生の都度、早期に影響を把握して対策をとることで、製品供給の継続を果たしてきました。
 従業員に対しては、緊急連絡手段として「安否確認ツール」を導入し、従業員の安否確認を迅速に行える体制を整えています。また、各事業所にはデジタル無線機を設置し、通信途絶の際にも連絡が取れる手段を確保し、備蓄品および帰宅支援品も人数分備えています。eラーニングによる防災・災害時対応の教育や模擬訓練も定期的に実施しており、従業員一人ひとりの意識向上にも努めています。
 IT基幹システムについては、災害などに強い社外データセンターに配置するとともに、万一災害などの発生時に通常稼働しているシステムがダウンした場合でも、速やかにバックアップシステムへ移行できるシステム基盤を構築しています。 

新型コロナウイルス感染症への対応

 新型コロナウイルス感染症への対応においては、発生当初より対策プロジェクトを立ち上げ、製品の安定供給およびお客様へのサービス&サポートの継続と、従業員のテレワークの活用などの感染防止策の徹底に努めています。また、社内陽性者発生時の対応をフロー化し、即時対応できる体制を整備しています。 
 製品の安定供給では、生産部門とSCM部門が中心となり、サプライヤーの状況把握と製品への影響を迅速に把握し、生産計画を変更することなく、継続的な製品供給に努めています。 
 また、サービス&サポートにおいては、オンラインサポートの活用に加え、医療機関に出入りする従業員に対し、毎日の体温測定や施設訪問時のアルコール消毒、マスク、手袋の装着などの感染対策を徹底し、活動を継続しています。 
 従業員に対する感染防止策では、海外グループ会社も含めた従業員に対し、フレックスタイムやテレワーク、Web会議の使用を推進し、安心して働ける環境を整備するとともに、グループ全体での従業員(パートタイマー・派遣社員含む)の雇用を維持しています。