グローバルヘルス分野に貢献する日本企業の経営者ら有志「グローバルヘルスを応援するビジネスリーダー有志一同(以下「有志一同)」は、グローバルヘルスに寄与するサービスや企業活動への理解促進・関心向上を目的としたプログラム「グローバルヘルス・アカデミー」の第2回(以下「本イベント」)を、2023年3月29日(水)に東京都内で開催しました。
本イベントでは、「世界の感染症に対する日本企業の最新アプローチ」をテーマに、有志一同からシスメックス株式会社、富士フイルム株式会社、エーザイ株式会社とビル&メリンダ・ゲイツ財団が登壇しました。各社から感染症へのアプローチを通じたグローバルヘルスに寄与する取り組みを発表したほか、ゲストとして参加された結核予防会理事長、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身 茂氏とともに、グローバルヘルス領域での官民学連携などについて議論しました。
シスメックスからは、代表取締役会長兼社長 CEO※1 家次 恒が登壇し、世界三大感染症のひとつであるマラリアに対する検査のイノベーション通じた挑戦や、保健システム強化のための現地の医療人材育成、ガーナにおける母子の保健と栄養の改善を目指した異業種の共創プロジェクト※2などの活動を発表しました。家次は、グローバルヘルス分野の課題解決に向けては、マラリアなど現地の課題に向き合うこと、正確性の高い検査・診断が自立的・持続的に行われるための仕組み作り、そしてセクターを超えた連携による新たなソリューションの共創が重要とし、パネリスト・ゲストの方々とともにグローバルヘルス領域の官民学連携の重要性を発信しました。
シスメックスは、持続可能な社会の実現および当社の持続的な成長に向けて優先的に取り組むべき課題の1つに「製品・サービスを通じた医療課題解決」を掲げています。事業活動を通じて社会課題を解決することは、シスメックスの重要な使命であり、今後も、開発途上国・新興国における医療アクセスの改善を推進することで、グローバルヘルス分野の課題解決に貢献するとともに、世界中の人々に安心をお届けしていきます。
【グローバルヘルスについて】
「グローバルヘルス」とは、地球上の連鎖的な健康リスクの低減に向け、国境を越え、あらゆる場所の保健医療水準を高めることです。昨今、新型コロナウイルス感染症やサル痘の感染拡大を筆頭に、グローバルヘルスに関する国際的な枠組みへの関心が高まっています。各国で政府のみならず、国際機関や官民パートナーシップなど様々な団体によって、課題解決に向けたアプローチがなされています。
【グローバルヘルスを応援するビジネスリーダー有志一同について】
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役CEO 渋澤 健氏を代表とする、グローバルヘルス(保健医療分野、特に公衆衛生分野、感染症対策分野での支援及び事業)へ貢献する日本企業等の有志団体です。製薬・医療機器をはじめとした保健医療分野のみならず、金融や商社、デジタル、サプライチェーン等多岐にわたる分野から構成され、大企業のみならず中小企業やスタートアップも含めた多様な企業の経営者が参画しています。シスメックスからは代表取締役会長 グループCEOの家次 恒が参画しています。
【注釈】
【参考】
- トピックスに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
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