プレスリリース
シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)は、業界初※1となる、プラスチック製試薬容器を水平リサイクル※2した洗浄液「HISCL™ ラインウォッシャー濃縮液」※3(以下「本製品」)を2025年1月より、国内から販売開始します。
この取り組みは、これまでヘルスケア業界では困難とされてきた医療用水平リサイクル容器の実現という課題に対し、当社が使用済みプラスチック製試薬容器(以下「使用済み容器」)の再原料化における品質上の重要プロセスを行うことで、医療用グレードに対応可能な再生樹脂を確保するものです。これにより、新品の素材のみで製造したバージン樹脂の資源消費を抑制し、使用済み容器の廃棄処分に伴うCO2排出の削減と、原料価格上昇時への備えを行います。
今後は、本製品を端緒として水平リサイクル容器を採用する試薬製品の拡大に取り組み、医療分野における資源循環型バリューチェーンの実現を進めてまいります。
シスメックス・エコビジョン 2033 https://www.sysmex.co.jp/csr/environment/management/index.html |
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製品ライフサイクルにおける資源循環について https://www.sysmex.co.jp/csr/environment/lifecycle/ |
※1 | 当社調べ | ||||||
※2 | 水平リサイクル: 使用済み製品を原料として、再び同じ種類の製品を製造するリサイクル方法 |
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※3 | HISCL™ ラインウォッシャー濃縮液: 全自動免疫測定装置 HISCL™-5000/HISCL™-800の装置のノズル洗浄液で、25倍濃縮した試薬を装置で希釈し使用することで交換頻度の低減や輸送時のCO2排出量の削減を実現している製品
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※4 | 当社試算による: 同様のプラスチック容器160gを焼却すると500gのCO2が発生するというメーカー調べの情報に基づく、当社で発生する使用済み容器の物量を掛け合わせた試算 |
シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げています。1968年の創立以来、血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を中心として事業を展開し、現在は190以上の国や地域で、人々の健康を支えています。長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」のもと、一人ひとりの生涯にわたるヘルスケアの旅路「ヘルスケアジャーニー」がより良いものになるよう、検体検査領域でのさらなるイノベーション創出に加え、新たな領域にも挑戦しています。シスメックスは、独自のテクノロジーとソリューション、さらにはさまざまなパートナーとの協創を通じて新たな価値を提供し、健康で長生きしたいという人々の普遍的な願いに寄り添います。
※「ヘルスケアジャーニー」はシスメックス株式会社の登録商標です。
シスメックスの詳細については、www.sysmex.co.jpをご覧ください。
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