プレスリリース
シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)は、免疫検査分野のユニーク項目である「HISCL TARC試薬」(以下「本検査試薬」)について、重症薬疹の一つである「薬剤性過敏症症候群(DIHS/DRESS※1)の鑑別診断の補助」として、2024年12月1日付で国内での保険適用を受けたことをお知らせします。本検査試薬は、早期診断が重要な重症薬疹の診断に用いることのできる国内唯一の血清バイオマーカーであり、今後、患者さんはこの客観的かつ迅速な検査法を保険診療下で利用することが可能となります。
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※1 | 薬剤性過敏症症候群(DIHS/DRESS): | |||||||
高熱や多臓器障害を伴う重症薬疹の一つで、抗けいれん薬などの薬剤で誘発される。薬剤投与後に遅発性に発症し、原因薬剤の中止後も2週間以上遷延すること、体内に潜伏感染しているヒト6型ヘルペスウイルス(HHV-6)の再活性化を伴うことを特徴とする。このような特徴から、発症後2~3週間以降でないと診断が困難であるため、発症初期において薬疹型に応じた適切な検査や治療を行うことが難しいとされている。 | ||||||||
※2 | 出典:山本泰史ほか. 薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome, DIHS)により急性肝不全をきたした1症例. 日本集中治療医学会雑誌. 2015;22(2):127-131. | |||||||
https://doi.org/10.3918/jsicm.22.127 | ||||||||
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※4 |
「ヘルスケアジャーニー」とは、シスメックスが提唱する概念であり、人が一生の中(ライフステージ)で、自身のヘルスケアについて経験する各種イベントと、医療機関などを含む対応のプロセスを「旅路」として捉えるもの。シスメックスは、一人ひとりのヘルスケアジャーニーがより良いものになるよう、さまざまな協創を通じて新たな価値を提供し、社会にとって不可欠な存在として成長していくことを目指しています。
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シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げています。1968年の創立以来、血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を中心として事業を展開し、現在は190以上の国や地域で、人々の健康を支えています。長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」のもと、一人ひとりの生涯にわたるヘルスケアの旅路「ヘルスケアジャーニー」がより良いものになるよう、検体検査領域でのさらなるイノベーション創出に加え、新たな領域にも挑戦しています。シスメックスは、独自のテクノロジーとソリューション、さらにはさまざまなパートナーとの協創を通じて新たな価値を提供し、健康で長生きしたいという人々の普遍的な願いに寄り添います。
※「ヘルスケアジャーニー」はシスメックス株式会社の登録商標です。
シスメックスの詳細については、www.sysmex.co.jpをご覧ください。
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