Sysmex Journal Web

2008年Vol.9 No.3

論文

多項目自動血球分析装置XE-5000 による髄液測定

著者

田中 雅美, 宿谷 賢一, 菅野 信子, 横田 浩充, 下澤 達雄, 矢冨 裕

東京大学医学部附属病院 検査部

Summary

多項目自動血球分析装置XE-5000 ( 以下,XE-5000;シスメックス社 ) は,末梢血の血液検査のほかに体液測定モードで髄液の血球算定も可能となった. 今回,XE-5000 による髄液細胞検査の評価を行った. 同時再現性は髄液細胞数7個/μL でCV が大きかったが,高値検体では良好な結果となった. 細胞数では目視法との相関は良好で,単核球・多核球の相関は細胞変性を有する検体は目視法と乖離した. このため,ドレーン検体は分画検査に不適切と考えられた.

Key Words

多項目自動血球分析装置, XE-5000, 髄液検査