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2008年Vol.9 No.3

論文

健診検体を用いたUF-1000i 臨床参考基準値の検討

著者

寺島 茂*1, 横溝 始*1, 八木 敦子*1, 三浦 雅史*2, 天野 千夏*2

*1 相模原協同病院 医療技術部 臨床検査室
*2 シスメックス株式会社 学術本部

Summary

当院に併設されている健康管理センターは,人間ドック施設として最新鋭の医療機器を設置し,平成19年12月に病院より独立して開設した. 今回,導入された全自動尿中有形成分分析装置 UF-1000i ( シスメックス社 ) を用いて,当施設受診の健康診断データより,尿沈渣成分の臨床参考基準値の算出を行った. RBC,WBC,EC,CAST,BACT ( Analysis parameter ) に加え,これまで報告のなかったX’TAL,YLC,SRC,Path.CAST,MUCUS,SPERM ( Research parameter ) についても今回新たに検討を行った. その結果,健診センターにおける参考情報として有用な結果が得られた.

Key Words

尿沈渣検査, 尿中有形成分分析装置, UF-1000i , 基準値