Sysmex Journal Web

2000年Vol.1 No.3

論文

Sysmex Network Communication Systems( SNCS )を使用した多項目自動血球分析装置XE-2100 の運用

著者

熊澤 寛子

国立病院東京医療センター 臨床検査科

Summary

多項目自動血球分析装置XE-2100は, コンピュータネットワークへの対応機能を付加した分析機で, 数値だけでなく画像情報などもネットワークを通してアクセスすることが可能となり, 施設内, 施設間の検査情報や検査結果を参照することが可能となった. また, 1999年12月よりXE-2100 ユーザを対象として「Sysmex NetworkCommunication Systems( 以下SNCS );シスメックス社」によるオンラインサポートシステムとオンラインQCシステムも開始された.

当検査室では総合血液検査システム稼動に際し, XE-2100 をSNCSと接続して保守点検や精度管理の充実を図った. ここでは, 従来の分析機の運用と比較してSNCSの運用例を報告する.

オンラインサポートシステムでは, 分析機の日々の状態を監視して機器の故障を未然に防ぐことが期待でき, トラブル発生時には原因を速やかに検索, 修理時間の短縮化が実現できる. また, オンラインQCシステムにより, 内部精度管理と同時に外部精度管理も行えるため, よりきめ細かい精度管理が実現できた. 以上よりSNCSを付加することで分析機の信頼性と安定性が向上したと考えられる.

Key Words

総合血液検査システム, XE-2100, SNCS, オンラインサポートシステム, オンラインQCシステム, 自動血球分析装置