Sysmex Journal Web

2016年Vol.17 No.1

論文

全自動血液凝固測定装置CS-1600 の基礎的性能および操作性の評価

著者

伊東 美菜, 藤田 直子, 米本 玲香, 中田 摩耶, 浦田 充則

医療法人宝生会PL病院 中央臨床検査部

Summary

全自動血液凝固測定装置CS-1600 ( 以下,CS-1600;シスメックス社) は,全自動血液凝固測定装置CA-1500 の後継機種であり,マルチウェーブ検出方式を採用し,操作面においても機能が追加されている.今回我々は,CS-1600の基礎的性能および操作性の評価を行ったので報告する.

CS-1600 の基礎的性能の検討結果およびルーチンの全自動血液凝固測定装置CA-530 ( 以下,CA-530;シスメックス社)との相関は良好な結果となった.操作性の評価において,採血量チェック機能は,採血量の過不足が客観的に判断できた.引継ぎ画面では,当直者へスムーズに業務を引き継ぐことができ,不安軽減にも繋がることが期待される.また,ジョブリストでは進捗状況や検体情報が一画面に集約され,臨床からの問い合わせにも迅速に対応できると考えられた.バイオハザードを低減するキャップピアシング機能も搭載され,安全性が高く,検査効率の向上にも繋がる日常業務に適した有用な装置であると考えられた.

Key Words

CS-1600, CA-530