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2011年Vol.12 No.2
論文今井 重良*1, 湯村 暁*1, 田中 千晶*2, 丸木 佳子*2, 滝沢 恵津子*1, 田中 和子*1, 片上 伴子*1,
中尾 満*1
*1 大阪市立大学医学部附属病院 中央臨床検査部
*2 シスメックス株式会社 学術本部
体液モードが搭載された多項目自動血球分析装置XT-4000i を検討した.高値サンプルを用いてキャリーオーバを検討した結果,キャリーオーバ率0.0050~0.0115%と良好であった.サンプルを10回連続測定して同時再現性を検討した結果,WBC 数のCV は,脳脊髄液:30.7% ( 8.4/μL ),9.8% ( 250.2/μL ),胸水:4.5%,腹水:2.4%,関節液:4.1%,気管支肺胞洗浄液:2.5%であった.高値サンプルを用いてWBC 数の希釈直線性を検討した結果,最高で60,000/μL までの直線性を確認できた.多項目自動血球分析装置XE-5000 との相関性は白血球数,単核球数および多核球数で相関係数r=0.97 以上であった.目視法との相関性は白血球数,単核球数 ( 単核球比率 ) および多核球数 ( 多核球比率 ) で相関係数r=0.84 以上であった.
体液測定, XT-4000i , 自動分析
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