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シスメックスとJCRファーマの合弁会社であるAlliedCelが再生医療等製品の早期社会実装を目指し、新たなパイプラインを獲得

~JUNTEN BIOが開発した再生医療等製品の製造・販売ライセンスを取得~


シスメックス株式会社
JCRファーマ株式会社
AlliedCel株式会社
株式会社JUNTEN BIO


 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)は、JCRファーマ株式会社(本社:兵庫県芦屋市、代表取締役会長兼社長:芦田 信、以下「JCR」)との合弁会社であるAlliedCel株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:薗田 啓之、以下「AlliedCel」)が、株式会社JUNTEN BIO(本社:東京都千代田区、代表取締役:河南 雅成、以下「JUNTEN BIO」)とライセンス契約を締結し、誘導型抑制性T細胞(JB-101)による免疫寛容状態を誘導する再生医療等製品の国内製造販売業を担うことを決定したことを、お知らせします。

 AlliedCelは、造血幹細胞をはじめとする幹細胞やその他の細胞を用いた再生医療等製品の研究開発、製造および販売を行う会社として、2022年10月に設立しました。設立当初から推進している造血幹細胞の増殖技術を用いたプロジェクトをはじめ、その他の技術開発および事業化に関する可能性について、検討を進めてきました。
 
 このたび、AlliedCelは、JUNTEN BIOとライセンス契約を締結し、順天堂大学(所在地:東京都文京区、学長:新井 一、以下「順天堂大学」)が研究し、JUNTEN BIOが開発した誘導型抑制性T細胞(JB-101)による免疫寛容状態を誘導する再生医療等製品の国内製造販売業を担うことを決定しました。
 誘導型抑制性T細胞(JB-101)は、臓器移植後の患者さんに投与することで、免疫拒絶反応を抑制し、移植患者さんが生涯継続して内服する必要がある免疫抑制剤からの離脱(免疫寛容誘導)をサポートすることを効能として、現在、順天堂大学主管のもと生体肝移植患者を対象とした医師主導治験を実施しています。この誘導型抑制性T細胞(JB-101)は、世界に先駆けた本邦発の画期的な再生医療等製品の候補として、2020年に厚生労働省「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定されており、2025年度の製造販売承認申請を予定しています。免疫抑制剤の投与量を減少または中止することは、臓器移植後の合併症や感染症などのリスクを低減するだけでなく、移植臓器の生着率向上も期待されています。
 
 シスメックスとJCRは、再生細胞医療の社会実装に向け、シスメックスが持つ品質管理検査の技術やIoTを含むロボット技術を活用したワークフローの効率化に関する知見と、JCRが持つ再生医療等製品の開発・製造・販売の実績やノウハウを融合し、幹細胞やその他の細胞を用いた再生医療等製品の研究開発および早期事業化のためAlliedCelを設立しました。AlliedCelの既存事業に誘導型抑制性T細胞(JB-101)が加わることで、より早期に再生医療等製品による患者さんへの適切な治療機会の提供が可能となります。
  【参考】
   

2022年10月3日リリース『シスメックスとJCRファーマ、再生・細胞医療領域で合弁会社を設立 ~幹細胞などを用いた再生医療等製品の研究開発および早期事業化を目指す~』
https://www.sysmex.co.jp/news/2022/221003_01.html

     
以上

シスメックスについて

シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げています。1968年の創立以来、血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を中心として事業を展開し、現在は190以上の国や地域で、人々の健康を支えています。長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」のもと、一人ひとりの生涯にわたるヘルスケアの旅路「ヘルスケアジャーニー」がより良いものになるよう、検体検査領域でのさらなるイノベーション創出に加え、手術支援ロボットや再生細胞医療などの新たな領域にも挑戦しています。また、長期ビジョン実現に向けて優先するSDGs項目とマテリアリティ(優先的に取り組むべき課題)を特定し検証することで、社会価値と経済価値を創出するサステナブル企業として成長し続けます。シスメックスは、独自のテクノロジーとソリューション、さらにはさまざまなパートナーとの協創を通じて新たな価値を提供し、健康で長生きしたいという人々の普遍的な願いに寄り添います。シスメックスの詳細については、www.sysmex.co.jpをご覧ください。

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