シスメックス株式会社

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CSRマネジメント

マテリアリティ

マテリアリティの検討

シスメックスでは、持続可能な社会の実現および当社の持続的な成長に向けて、優先的に取り組むべき課題(マテリアリティ)を特定しました。特定したマテリアリティは、具体的なアクションプランに展開し取り組みを進めています。

マテリアリティの特定

マテリアリティの特定プロセス

ステップ1 課題の把握・整理

GRIガイドライン(G4)、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」、ISO26000などの国際的ガイドラインや、サステナビリティ評価機関の調査内容などから社会の要請事項の分析を行い、シスメックスのCSR活動の現状と照らしあわせて、関連側面を抽出・識別しました。

ステップ2 優先順位付け

STEP.1で識別した関連側面を「自社のステークホルダーにとっての重要度(ステークホルダーの意思決定への影響の大きさ)」と、リスク・機会の観点による「シスメックスにとっての重要度(自社が経済、環境、社会に与える影響の大きさ)」の2軸で総合的に評価し、優先的に取り組むべき最重要側面を抽出しました。

ステップ3 妥当性の確認、マテリアリティの特定

STEP.2の結果を整理したマテリアリティを、代表取締役が議長を務める経営会議で審議し、承認を得ました。

STEP.1 課題の把握・整理

外部環境分析 グローバル社会からの要請事項(側面)を抽出、国際的ガイドライン(GRI、ISO26000、SDGs)やサステナビリティ評価項目でスクリーニング。社会の関心の高いCSR側面(CSR重要側面候補)の42側面

STEP.2 優先順位付け

シスメックスの事業活動は、バリューチェーンを通じて社会へさまざまな影響を与えています。当社グループはその影響を「自社のステークホルダーにとっての重要度」と、リスク・機会の観点による「シスメックスにとっての重要度」の2軸で総合的に評価し、優先的に取り組むべき最重要側面を抽出しました。バリューチェーン全体にわたり、CSRの取り組みを推進することで社会に貢献していきます。

STEP2.優先順位付けの図

研究開発

認識している社会課題・当社への期待

先進国における高齢化を背景とした医療費削減・健康寿命の延伸や、新興国・開発途上国の人口増加に対応可能な医療インフラの整備・医療サービスの利用可能性が課題となっています。研究開発により、このようなさまざまな医療課題解決への貢献が必要と考えています。

主なCSRの関連側面
  • 事業活動を通じた医療課題解決
  • 製品の普及等による医療アクセスの改善
  • 品質・安全性の確保
  • 製品ライフサイクルにおける環境配慮

調達

認識している社会課題・当社への期待

企業の責任範囲は拡⼤し、原材料の品質だけでなく、⼈権、労働慣⾏、環境に配慮した調達が求められています。取引先と⼀体となった責任ある製品・サービスの提供が重要であると考えています。

主なCSRの関連側面
  • 品質・安全性の確保
  • サプライチェーンの評価・管理
  • コンプライアンス
  • 製品ライフサイクルにおける環境配慮

製造

認識している社会課題・当社への期待

近年、品質・安全性に関する社会からの要請はさらに高まり、徹底した法令や規格の遵守、品質の高さ、安全性の確保が重要であると考えています。

主なCSRの関連側面
  • 品質・安全性の確保
  • 事業所活動における環境負荷低減
  • 製品ライフサイクルにおける環境配慮
  • コンプライアンス

物流

認識している社会課題・当社への期待

物流効率の改善によるGHG排出量削減やリサイクル率向上など、環境問題への対応が必要であると考えています。

主なCSRの関連側面
  • 製品ライフサイクルにおける環境配慮

販売

認識している社会課題・当社への期待

グローバル企業として、医療課題を抱えている国や地域へ事業を展開し、課題解決へ貢献することが求められています。また、お客様満足向上の取り組みや適切な情報開示、安定的な製品供給などを通じて、お客様と長期的な信頼関係を構築することが重要であると考えています。

主なCSRの関連側面
  • 事業活動を通じた医療課題解決
  • 製品の普及等による医療アクセスの改善
  • 製品・サービスに関する適切な情報開示
  • コンプライアンス

サポート&サービス

認識している社会課題・当社への期待

お客様満足向上の取り組みやグローバルかつタイムリーな品質情報の収集、不具合への対応、不具合情報や是正処置・予防処置のグローバルな共有などを通じて、お客様と長期的な信頼関係を構築することが重要であると考えています。

主なCSRの関連側面
  • 事業所活動における環境負荷低減
  • 製品・サービスに関する適切な情報開示
  • コンプライアンス

CSRの関連側面:GRIガイドライン(G4)、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」、ISO26000などの国際的ガイドラインや、SRIなどの評価機関の調査内容などから社会の要請事項の分析を行い、シスメックスのCSR活動の現状と照らしあわせて抽出した側面のことです。

シスメックスのマテリアリティマトリックス
シスメックスのマテリアリティマトリックス

STEP.3 妥当性の確認、マテリアリティの特定

シスメックスのマテリアリティ
マテリアリティ GRIスタンダード関連側面 関連するSDGsの目標
製品・サービスを通じた医療課題解決
  • 事業活動を通じた医療課題解決
  • 製品の普及等による医療アクセスの改善
  • 間接的な経済的インパクト
  • 地域コミュニティ
責任ある製品・サービスの提供
  • 品質・安全性の確保
  • 製品・サービスに関する適切な情報開示
  • サプライチェーンの評価・管理
  • サプライヤーの環境評価
  • サプライヤーの社会的評価
  • 顧客の安全衛生
  • 製品およびサービスのラベリング
魅力ある職場の実現
  • 働きやすい職場環境の確保
  • 人材の育成
  • ダイバーシティの推進
  • 雇用
  • 研修および教育
  • 多様性と機会均等
環境への配慮
  • 製品ライフサイクルにおける環境配慮
  • 事業所活動における環境負荷低減
  • 原材料
  • エネルギー
  • 大気への排出
  • 排水および廃棄物
ガバナンス
  • コーポレート・ガバナンス
  • コンプライアンス
  • リスクマネジメント
  • 倫理と誠実性
  • ガバナンス
  • 環境コンプライアンス
  • 腐敗防止
  • 反競争的行為
  • 社会経済コンプライアンス

課題認識・アプローチ

製品・サービスを通じた医療課題解決

<課題認識>

近年、先進国では高齢化を背景として、増加する医療費の削減や健康寿命の延伸に関するニーズが高まっています。一方、新興国・開発途上国では、人口の増加に医療インフラの整備が追いついておらず、世界で4億人もの方が必要な医療を受けられない状況にあり、医療サービスの利用可能性の向上が課題となっています。

また、「持続可能な開発目標(SDGs)」では、人々の健康や福祉に関する目標が掲げられ、医療課題解決に向けたグローバル企業の取り組みへの期待はますます高まっています。

これらの状況を踏まえ、疾病の予防や早期発見、治療方針の決定に重要な役割を果たす検体検査領域では、新しい価値の創出による健康社会への貢献や、世界三大感染症(HIV/AIDS、結核、マラリア)をはじめとする医療課題の解決が期待されています。

シスメックスは、事業活動を通じた医療課題解決や医療アクセス改善のための活動は、社会の持続可能性向上に貢献すると同時に、新たな技術や新規市場の創出による企業価値向上につながると考えています。

出典:WHO “Universal Health Coverage

<シスメックスのアプローチ>

シスメックスは創業以来、検査ニーズに応じた製品ラインアップの拡充や正確で迅速な検査データの提供に取り組むとともに、近年は、個別化医療の実現に向けた遺伝子検査など、早期発見・早期治療につながる先進的で価値の高い検査・診断技術の創出のための研究開発や、新興国・開発途上国の医療アクセス向上に向けて、現地の検査室の品質向上や医療従事者への教育活動の推進といった医療水準を高めることを目指した事業活動を推進しています。

今後もこれまで培ってきた独自の技術やグローバルネットワークを活かして、医療の発展と人々の健やかな暮らしへの貢献を目指した取り組みを進めていきます。

責任ある製品・サービスの提供

<課題認識>

品質・リコール問題の多発により、製品・サービスの品質・安全性に対する社会からの要請は厳しさを増しています。また、近年、企業の責任範囲は取引先を含めたサプライチェーン全体に拡大しています。

「持続可能な開発目標(SDGs)」においても、製造責任に関する目標が掲げられています。

シスメックスは、人々の生命と健康に携わる医療業界でグローバルに事業を展開する企業として、製品・サービスの品質・安全性の確保や適切な情報開示、CSRに配慮した調達活動は、ステークホルダーからの信頼獲得につながる重要な活動であると考えています。

<シスメックスのアプローチ>

シスメックスでは、グローバルでの品質マネジメントシステムを構築し、継続的な品質の維持・向上を図っています。また、きめ細かなサービス&サポート、お客様からの声を製品開発や品質改善に活用するしくみ(VOC:Voice of Customer)の構築、最新の学術情報の提供など、お客様満足向上に向けた取り組みを行っています。さらに、グローバルに事業を展開する企業として、安定的に製品をお届けする体制を強化するとともに、CSRに配慮した調達活動を推進し、取引先とともに持続的に発展することを目指しています。

今後も責任ある製品・サービスの提供を通じてステークホルダーの皆様からの信頼を獲得し、安心をお届けしていきます。

魅力ある職場の実現

<課題認識>

企業が持続的に成長するためには、ダイバーシティの推進と、働きやすく、働きがいのある魅力ある職場づくりに積極的に取り組むことが重要とされています。また、「持続可能な開発目標(SDGs)」においても、ジェンダーの平等や、働きがい、不平等の是正などの目標が掲げられています。

シスメックスは、「人材」を持続的な成長のための重要な経営資源の一つと捉え、魅力ある職場づくりを進めることが優秀な人材を惹き付け、企業競争力の強化につながると考えています。

<シスメックスのアプローチ>

シスメックスは、人材開発体系を用いた継続的・計画的な能力開発や、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、各種制度の導入などを通じて、多様な人材が安心して能力を発揮できる職場環境の整備を進めています。

今後も、持続的な成長の実現に向けて、多様な人材が能力を最大限に発揮できる職場づくりを進めるとともに、個々の成長の機会を提供していきます。

環境への配慮

<課題認識>

気候変動の緩和をはじめ、水資源・鉱物資源などの資源利用、生物多様性の保全など、地球環境の持続可能性は喫緊の課題となっています。また、パリ協定の発効や「持続可能な開発目標(SDGs)」などにも見られるように、環境問題は全世界で取り組むべき重要課題であり、とりわけ企業が果たす役割への期待が高まっています。

シスメックスはグローバルに事業を展開する企業として、深刻化する地球環境問題への対応を優先的に取り組むべき課題の一つと考えています。また、気候変動による大規模な自然災害などは原料調達や製造機能の停止など経営上の重要なリスクと捉えています。

<シスメックスのアプローチ>

シスメックスは、長期的な環境マネジメントの指針として、シスメックスグループ長期経営目標の策定にあわせて、2025年を最終年度とする「シスメックス・エコビジョン2025」を策定し、製品・サービスのライフサイクルおよび事業活動のバリューチェーン全体における環境保全を推進しています。

今後も、持続的な成長と、重要な社会課題である環境負荷低減の両立に努めていきます。

ガバナンス

<課題認識>

近年、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、リスクマネジメントに関する企業不祥事の多発と、それに伴う社会的影響がますます大きくなってきています。

このような状況を踏まえ、2015年6月には、企業に対して財務的側面だけでなく非財務的側面にも配慮した事業活動を行うことを求める「コーポレートガバナンス・コード」が施行されました。企業には、ガバナンスおよび内部統制の強化や、経営の基盤強化に向けたコンプライアンスおよびリスクマネジメント体制の強化などが求められており、シスメックスにおいてもガバナンスの強化はステークホルダーからの信頼の確保、ひいては中長期的な企業価値向上のための重要な経営課題の一つと考えています。

<シスメックスのアプローチ>

シスメックスは、監査等委員会の設置や社外取締役による監督機能強化、取締役会の実効性向上などのガバナンスの強化を進めています。あわせて、コンプライアンス委員会や内部通報制度の設置、グループ全体でのリスクマネジメント機能強化に向けた体制の整備など、持続的な成長に向けた基盤強化に取り組んでいます。

今後も、経営の健全性、透明性を高め、経営スピードおよび経営効率を向上させることで、グループ全体の企業価値の最大化を目指していきます。

目標と実績

2017年度目標 2017年度実績 2018年度目標
製品・サービスを通じた医療課題解決
三大感染症蔓延防止に向けた活動推進
新興国、開発途上国の医療水準向上の支援活動推進
産官学によるマラリア・コンソーシアムへの継続的な参画
マラリア原虫など感染赤血球項目の測定が可能な血球分析装置の開発、発売※1
モンゴルをはじめとする新興国、開発途上国での学術支援活動推進
三大感染症蔓延防止に向けた活動継続
新興国、開発途上国の医療水準向上の支援活動推進
責任ある製品・サービスの提供
取引先へのCSR啓発活動の実施
CSR調査項⽬の充実
CSR調達、海外法規制等に関する取引先説明会の実施(参加企業数:233社)
GCNJ※2作成の共通SAQ※3を⽤いた全取引先に対するCSR調査実施(国内一次サプライヤー実施率:81%)
CSR調査対象を国内二次サプライヤーへ拡大
CSR調査実施(国内一次、二次サプライヤー実施率:80%以上)
CSR調査結果を受けた国内一次サプライヤーへのフォローアップ実施
魅力ある職場の実現
多様な人材の活用と多様な働き方の実現
  • 障がい者雇用率:2.0%
    (国内グループ会社)
  • 女性管理職比率:10%
    (シスメックス株式会社)
障がい者雇用を促進するためのシスメックスハーモニー株式会社の特例子会社認定取得
  • 障がい者雇用率:2.0%
    (国内グループ会社)
在宅勤務制度の導入完了(登録者数131名、うち利用者99名)
女性リーダー向け教育研修実施
  • 女性管理職比率:8.62%
    (シスメックス株式会社)
ダイバーシティ推進計画策定・実行
  • 障がい者雇用率:2.2%以上
    (国内グループ会社)
  • 女性管理職比率:12%
    (シスメックス株式会社)
環境への配慮
中長期のグループ環境目標の設定 シスメックス・エコビジョン2025および中期環境目標(2017~2019年度)の策定完了 エコビジョン2025の達成に向けた環境活動の推進
  • CO2排出量の削減
  • 水消費量の削減
  • 資源循環の推進
  • 生物多様性の保全
ガバナンス
競争法・反贈収賄に関するコンプライアンス活動推進
取締役会の有効性評価の実施
競争法ガイドブックの改定
贈収賄防止に関する教育実施
取締役会の有効性評価の実施
グループでのコンプライアンス強化施策の推進
取締役会の有効性評価の継続と改善

※1 研究用、日本国内限定

※2 グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン

※3 CSR調達セルフ・アセスメント・ツール・セット
http://ungcjn.org/activities/topics/detail.php?id=217

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