研究開発

技術表彰

「第13回 JCA-永山賞」 を受賞

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫 以下「シスメックス」)の
執行役員 渡辺 玲子および、シスメックスの関係会社である株式会社理研ジェネシスの執行役員 
鷲尾 尊規は、国立がん研究センターの先生方をはじめとした研究開発グループ(10名)の研究テーマ「NCCオンコパネルの医療実装によるがんゲノム医療の始動」において、日本癌学会 JCA-永山賞を受賞しました。
 JCA-永山賞は、新たな抗がん剤・治療法に関わる研究・開発を行い、日本のがん医療の発展に多大に貢献する成果物を創出した個人又はグループの功績を称え、がん研究の一層の振興を図ることを目的とする賞です。2010年に創設され、支援財団である公益財団法人中外創薬科学財団創設者 永山 治氏の名称を配しています。

【第13回 JCA-永山賞 概要】

 テーマ:

NCCオンコパネルの医療実装によるがんゲノム医療の始動

 受賞者: 山本 昇1)、 河野 隆志1)、 田村 研治2)、 市川 仁1)、 加藤 護1)、 角南 久仁子1)、 
中島 哲3)、 落合 淳志4)1)、 渡辺 玲子5)、 鷲尾 尊規6)
1) 国立研究開発法人国立がん研究センター
2) 島根大学
3) 積水メディカル株式会社
4) 東京理科大学
5) シスメックス株式会社
6) 株式会社理研ジェネシス

 受賞日: 2023年9月23日 
 受賞内容: シスメックスは、がんクリニカルシークエンシング検査の臨床現場への早期導入に向け、国立がん研究センター中央病院内に国際基準に準拠したSysmex Cancer
Innovation Laboratory(SCI-Lab)を開設し、当該施設において、理研ジェネシスとともにがん組織のゲノムプロファイルを治療方針の決定に活用するための臨床研究 TOP-GEAR(トップ-ギア)プロジェクトへ参画してきました。この研究成果をもとにシスメックスは、国内初のがん関連遺伝子パネル検査である「OncoGuide™ NCCオンコパネル システム」について、2018年に国内における製造販売承認を、2019年に保険適用を受け、国内完結型のがんゲノム医療の推進に貢献してきました。一連の取り組みが評価され、国立がん研究センター(National Cancer Center:NCC)の先生方をはじめとした研究開発グループ(10名)に、日本癌学会JCA-永山賞が授与されました。
現在、「OncoGuide™ NCCオンコパネル システム」は、他のがん遺伝子パネル検査とともに、日本のがんゲノム医療に多大な貢献を果たしています。

以上
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