研究開発
技術表彰
1. | 受賞名: |
兵庫県発明協会会長賞 |
受賞発明の名称: | プロトロンビン時間測定試薬(特許第6626761号) | |
受賞者: | 田中 優佑、坂東 孝彦、小濱 清子、山口 温輝 | |
発明内容: |
本発明は心筋梗塞や脳梗塞などの治療に用いられる治療薬であるワルファリンのモニタリングなどに使用するプロトロンビン時間測定用試薬に関するものです。 本発明では、組織因子を含む特定のリン脂質層を含有するリポソームと、前記リポソームと異なる特定のリン脂質層を含むリポソームから成るプロトロンビン時間測定試薬とすることで、適正な範囲の正常検体凝固時間と国際感度指数の両方を安定して得ることができ、ワルファリンの投薬効果をモニタリングしてワルファリンの投与量を適切にコントロールでき副作用の懸念が低減して医師の安心に繋がります。 |
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2. | 受賞名: |
発明奨励賞 |
1) | 受賞発明の名称: | マラリア感染赤血球の検出方法(特許第4969115号) |
受賞者: | 吉田 歩、内橋 欣也、糸瀬 裕司、小西 綾 | |
発明内容: |
本発明は、熱帯熱マラリアの感染やマラリア感染率を把握するマラリア感染赤血球の検出方法に関するものです。 本発明では、マラリア原虫を赤血球の内部に保持した状態でマラリア感染赤血球を検出できることから、全赤血球数に対するマラリア感染赤血球数の割合である感染率を把握でき、マラリアの早期発見と適切な治療への貢献が可能となります。 |
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2) | 受賞発明の名称: | 細胞撮像装置(特許第6268309号) |
受賞者: | 福田 正和、田中 政道、劉 彦妍、藤井 亮輔、犬塚 拓実、塚原 智之 | |
発明内容: |
本発明は、液体試料に含まれる細胞を撮像する細胞撮像装置に関するものです。 本発明では、個々の細胞に対しての焦点調整作業を行うことなく、試料セルと対物レンズをそれぞれ動かし続けながら複数の撮像位置で細胞を撮像するため、撮像を短時間で行うことができ、検査の迅速化および効率化に貢献できます。 |
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3) | 受賞発明の名称: | 異常監視機能を有する分析装置(特許第5878377号) |
受賞者: | 徳永 一敏、福寿 利勝、西田 智幸、西川 寛之、橘 敬二 | |
発明内容: |
本発明は、血液、尿などの検体や試薬の液体を容器へ分注した場合の液量異常を監視する機能を有する分析装置に関するものです。 |
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【「近畿地方発明表彰」 受賞歴(過去5年分)】 |
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・令和2年度 |
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「特別賞:文部科学大臣賞」 造血幹細胞の測定方法 |
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「発明奨励賞」 検体分析装置 |
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「発明奨励賞」 検体処理装置 |
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「発明奨励賞」 塗抹標本作製装置 |
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・令和元年度 |
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「特別賞:文部科学大臣賞」 疾患の早期発見に有用な尿検体分析装置 |
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「発明奨励賞」 血液凝固、線溶機能検査用FDP測定試薬 |
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「発明奨励賞」 検体処理システム |
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「発明奨励賞」 試料分析装置 |
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・平成30年度 |
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「特別賞:特許庁長官賞」 白血球の正確かつ簡易な分類・計数方法 |
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「発明奨励賞」 検査効率を向上した尿検査システム |
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「発明奨励賞」 小型の光学検出器を搭載した血球分析装置 |
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「発明奨励賞」 試料の攪拌性能を向上したキュベット |
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・平成29年度 | ||
「特別賞:近畿経済産業局長賞」 検査の生産性、質を向上した血球分析装置 | ||
「発明奨励賞」 試薬を容易に交換可能な血液凝固分析装置 |
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「発明奨励賞」 検体ラックを高速に搬送可能なシステム |
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「発明奨励賞」 ALPを用いた高感度免疫測定方法 |
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・平成28年度 |
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「特別賞:文部科学大臣賞」 迅速・高精度な血小板測定方法 |
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「発明奨励賞」 検量線にIDを付与して管理する分析装置 |
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「発明奨励賞」 臨床検査装置の故障を予知する管理方法 |
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「発明奨励賞」 変異型ドックリンポリペプチド |