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2006年Vol.7 No.1
論文白石 順一, 松本 英彬, 平山 英樹
シスメックス株式会社 機器開発本部 基盤技術開発グループ
多項目自動血球計数装置を用い,ラット・マウス・ウサギ等の実験動物およびその他の動物計15種の血球計数を人血測定条件で試みた. ヤギおよびヒツジの血小板数を除き各種動物の白血球数・赤血球数・血小板数とも概ね測定できた. ヤギ・ヒツジの血小板計数では赤血球の粒度分布が血小板の粒度分布に一部重なり,赤血球と血小板との弁別ができなかった. 白血球計数ではイヌ・ネコ・フェレット・ハムスター・チーターは単峰性粒度分布を示し,その他の動物は2峰性を示した. 遠心へマトクリット値( PCV ) と多項目自動血球計数装置の人血測定条件でのHCT値とのヘマトクリット比
( PCV/HCT ) は,最小のヤギで0.65,最大のゾウで1.08であった.
血球計数, エキゾチックアニマル, 産業動物, 実験動物, 野生動物
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