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2016年Vol.17 No.3
その他曽根 伸治
東京大学医学部附属病院 輸血部
現代社会では「医療の質と安全」が求められ,国際社会の中で臨床検査および医療の標準化が進められている.2016年4月の診療報酬改定では「国際標準加算」が認められ,臨床検査の国際標準ISO 15189の認定を受けた施設では,入院患者1人につき月1回40点の加算ができるようになった.また,臨床研究中核病院や臨床治験実施施設は,国際基準に適合した検査室の認証が必要とされ,ISO 15189認定施設は増加すると考えられる.日本では第三者機関による臨床検査室の審査および認定は,病院機能評価 ( 公益財団法人 日本医療機能評価機構),ISO 15189 ( 公益財団法人 日本適合性認定協会), Inspection & Accreditation ( 一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会) などがある.東京大学医学部附属病院 ( 以下,当院) は,検査部,輸血部,感染制御部,病理部の4部門が一体で,特定健診を含む臨床検査全領域のISO 15189の認定取得をして,輸血業務でも国際的にも通用する管理運営を心がけている.
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