Sysmex Journal Web ※このコンテンツは医療従事者向けです

2016年Vol.17 No.3

その他

試薬・消耗品管理について

著者

小塩 智康

横須賀共済病院 中央検査科

Summary

横須賀共済病院 中央検査科では,2008年3月に検体検査部門(基幹項目・非基幹項目・特定健診)においてISO 15189の認定を取得,2010年10月病理学的検査においても認定を取得し,更新を継続している.検査科全体でISO 15189に取り組み,生理検査部門でも今後認定を取得する予定である.

今回,私に与えられたテーマである「試薬・消耗品管理」は検査データの品質に影響するため,その管理は受け取りから保管,使用まで適切な方法で実施されなくてはならない.受取日,試薬ロット番号,使用期限,開封日などの記録は内部精度管理を評価する際や,不適合試薬判明時の重要な資料となるため,記録についても適切な運用・保管が必要となる.今回は当院での実際の運用方法や不適合試薬の処理方法,システム化への試行について述べていきたい.