Sysmex Journal Web

2014年Vol.15 No.2

論文

多項目自動血球分析装置 XN-3000 の検査業務効率に及ぼす改善効果 1.測定性能の観点より

著者

濵田 悦子*1, 藤原 彩乃*1, 山中 勝正*1, 難波 剛正*1, 豊田 枝里香*1, 鶴見 奈央*1, 前川 真人*1,2

*1 浜松医科大学医学部附属病院 検査部
*2 浜松医科大学医学部 臨床検査医学講座

Summary

新規に導入した,多項目自動血球分析装置XN-3000 についてその測定性能の評価を行った.基本性能は良好であり,測定範囲は格段に向上していることを確認した.新規機能の自動再検機能,白血球数の有核赤血球自動補正機能 ( WNRチャンネル ) などにより再検が減り,PLT-F チャンネルによる低値血小板測定 ( PLT-F ),低値白血球測定 ( LW ) モードの追加などによる血小板および白血球低値の精度向上が図られていた.これら機能を有効利用することにより,業務効率が向上した.本装置は高性能な検査能力を持ち,機能性にも優れているだけでなく自由度が高い多項目自動血球分析装置として,期待した通りの能力を有していた.また,熟練者が少ない検査室では特に有用と考えられた.

Key Words

多項目自動血球分析装置XN-3000, 自動再検機能, 測定モード, 基本性能