Sysmex Journal Web ※このコンテンツは医療従事者向けです

2010年Vol.11 No.3

レポート

第1回 アジアパシフィック精度管理シンポジウム( APSQC )

著者

白上 篤

シスメックス株式会社 学術情報部

Summary

去る10月8日(金),神戸商工会議所において第1回アジアパシフィック精度管理シンポジウム ( Asian & Pacific Symposium on Quality Control ; APSQC ) が開催されました.

本シンポジウムは,日本・アジアで精度管理・標準化に携わる各国のオピニオンリーダー達が,それぞれの国における外部精度管理 ( EQA ) ・標準化への取り組みに関する最新の状況を報告し,アジア全体の臨床検査の質向上へ向けた意見交換,ネットワーク構築を行う場として,シスメックス社との共催で開催されました.

第1回目の開催となる今回は,菅野剛史先生 ( 浜松医科大学名誉教授 ) が大会長を務められ,『アジア諸国における外部精度管理と臨床検査標準化の現状』というテーマのもと,主に「血液検査の外部精度管理」を中心とした発表,討議が行われました.