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プレスリリース
高血圧の免疫検査パネル2項目を国内から販売開始
～「原発性アルドステロン症」の早期診断・迅速な治療に貢献～
シスメックス株式会社（本社：神戸市、代表取締役社長：浅野 薫）は、高血圧の原因の一つである原発性アルドステロン症※1の早期診断を支援する免疫検査試薬「HISCL™ アルドステロン 試薬」および「HISCL™ レニン 試薬」（以下「本製品群」）を、2025年10月31日に国内から販売開始しました。全自動免疫測定装置 HISCL-5000/HISCL-800（以下「HISCLシリーズ」）※2向けの検査項目拡充により、幅広い検査室のニーズにお応えすることが可能となります。
シスメックスは、長期経営戦略のもと、免疫検査分野における検査項目拡充とグローバル展開を推進しています。近年は、糖尿病や婦人科関連ホルモン項目など、内分泌疾患領域の検査ラインアップを強化しており、本製品群の発売により、HISCLシリーズの内分泌疾患パネルが一層充実します。
このたび発売する本製品群は、院内に設置しているHISCLシリーズを用いることで、アルドステロンとレニンを迅速かつ高感度に測定することが可能となります。これにより、原発性アルドステロン症の早期診断や治療方針の決定、さらには患者さんの入院日数の短縮にも貢献します。
シスメックスは、今後も有効なアライアンスの活用を含め、免疫検査分野における検査項目の早期拡充を通じて、事業拡大・グローバル展開を一層加速していきます。さらに、こうした取り組みを通じて、患者さんの負担軽減や検査の質の向上に貢献する高付加価値な検査項目を提供し、お客様に安心をお届けしていきます。
【製品の概要】
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【注釈】
| ※1 | 原発性アルドステロン症： | |
| 原発性アルドステロン症は、副腎から分泌されるホルモン（アルドステロン）が過剰となり、血圧が上昇する疾患で、国内の高血圧患者の約5～10%が該当すると推定されています。心血管疾患や脳卒中、腎障害などの合併症リスクが高いため、診断ガイドラインでは早期診断と治療方針の迅速な決定が推奨されています。同ガイドラインでは、アルドステロンとレニンの2つのホルモンを検査することが有効とされていますが、現状は外部検査機関への委託が主流であり、診断までに時間を要する点が課題となっています。そのため、院内検査の推進による迅速な検査体制の整備が求められています。 | ||
| ※2 | HISCLシリーズ： | |
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シスメックス株式会社について
シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げています。1968年の創立以来、血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を中心として事業を展開し、現在は190以上の国や地域で、人々の健康を支えています。長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」のもと、一人ひとりの生涯にわたるヘルスケアの旅路「ヘルスケアジャーニー」がより良いものになるよう、検体検査領域でのさらなるイノベーション創出に加え、新たな領域にも挑戦しています。シスメックスは、独自のテクノロジーとソリューション、さらにはさまざまなパートナーとの協創を通じて新たな価値を提供し、健康で長生きしたいという人々の普遍的な願いに寄り添います。シスメックスの詳細については、www.sysmex.co.jpをご覧ください。
※「ヘルスケアジャーニー」はシスメックス株式会社の登録商標です。
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