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お知らせ

赤血球・白血球の基準測定操作法が国際機関JCTLMのデータベースに登録

~さらなる血液検査の標準化、質の向上を目指した取り組みを強化~

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)は、当社が用いている試験所および計測機器の校正業務を行う校正機関の能力に関するISO/IEC 17025の認定範囲で用いる赤血球・白血球の基準測定操作法が、臨床検査分野における国際整合性のとれた測定法や標準物質を定義する国際機関であるJCTLM(The Joint Committee for Traceability in Laboratory Medicine)データベースに登録されたことをお知らせします。

本活動は日本検査血液学会標準化委員会が主導し、内容の詳細は同学会のウェブサイトに掲載されています。

▶ 2025年9月8日 日本検査血液学会標準化委員会 委員会報告(https://jslh-cs.com/2025/09/RMP-RBC-WBC-rev01-06e-ICSH-JCTLM.html)

 シスメックスは、ヘマトロジー分野において、日本、アメリカ、欧州の基準測定操作室に独自開発した標準器を設置し、赤血球・白血球の基準測定操作法を頂点としたトレーサビリティ体系を30年にわたって維持してきました。
 近年は、臨床検査分野において国際規格に準拠した検査結果の質の保証が製造業者には強く求められています。当社では、ISO 17511:2020、ISO 15193などの国際規格の要求を満たす「赤血球・白血球の基準測定操作法の標準作業手順書」を当社も参画している日本検査血液学会が主導して作成し、国際血液学標準化協議会との連携のもと、2021年にJCTLM(臨床検査医学におけるトレーサビリティ合同委員会)に申請し、このたび承認が得られデータベースへの登録が完了しました。

標準器
標準器
 臨床検査の標準化のためには、基準測定操作法からお客様における日常の検査法に値を適切に伝達することが重要です。シスメックスはJCTLMの承認を得た基準測定操作法による値をお客様に伝達するための校正サービスの提供に加え、ISO 17043の認定を得た外部精度管理などのサービスも提供しています。これらの取り組みを通じて、血液検査の標準化と質の向上に貢献し、お客様へ安心をお届けするとともに、ヘルスケアの進化をデザインしていきます。
 

シスメックス株式会社について

シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げています。1968年の創立以来、血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を中心として事業を展開し、現在は190以上の国や地域で、人々の健康を支えています。長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」のもと、一人ひとりの生涯にわたるヘルスケアの旅路「ヘルスケアジャーニー」がより良いものになるよう、検体検査領域でのさらなるイノベーション創出に加え、新たな領域にも挑戦しています。シスメックスは、独自のテクノロジーとソリューション、さらにはさまざまなパートナーとの協創を通じて新たな価値を提供し、健康で長生きしたいという人々の普遍的な願いに寄り添います。シスメックスの詳細については、www.sysmex.co.jpをご覧ください。
※「ヘルスケアジャーニー」はシスメックス株式会社の登録商標です。

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  • 本記事は、ステークホルダーの皆さまに企業活動をお伝えするために実施しています。当社製品や研究開発の情報を含む場合がありますが、これらは製品に関するプロモーションや広告、医学的なアドバイス等を目的とするものではありません。また、掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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