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オープンイノベーション拠点「Healthcare Science Hub Tokyo」を開設

~機動性の高い研究開発ハブ拠点として、多彩なパートナーとの協創を加速~

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)は、新木場(東京都江東区)に新たな研究開発拠点として「Healthcare Science Hub Tokyo(以下、「HCST」)」を開設したことをお知らせします。
 HCSTは、研究開発ハブ拠点として、関東エリアのさまざまな外部パートナーと機動性高く協創することで、既存事業領域だけでなく未病・予防や治療などの新たな領域の研究開発を加速します。

 シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」のもと、2033年度を最終年度とする長期経営戦略を策定し、多様化・複雑化するヘルスケアニーズへの対応や、社会が抱えるさまざまな課題の解決に向け、当社企業理念の根幹にある「安心」をすべてのステークホルダーの皆さまにお届けすることを目指し、事業活動を推進しています。また、長期ビジョン「より良いヘルスケアジャーニーを、ともに。」※1の実現に向けて、既存事業領域におけるイノベーションの創出に加え、未病・予防や治療などの新規領域において、オープンイノベーションを活用した研究開発を加速させることが必要不可欠と認識しています。
 
 このような背景のもと、シスメックスは「人と人、人と空間をつなぐ」のコンセプトのもと、ヘルスケアに関わるさまざまな外部パートナー(アカデミア、医療機関、企業など)との協創を加速させることを目的に、都心からアクセスしやすい好立地に新たな研究開発拠点「Healthcare Science Hub Tokyo」を開設しました。
 HCSTには、医療ビッグデータや実臨床データなどを安全に扱うことができる環境に加え、ウェットラボ※2機能を整備しています。これにより適切な情報管理・運用のもと、機密性の高いデータ分析が可能となり、さらに、シスメックス独自の技術を含む多様な計測技術を検証できるようになります。
 また、外部パートナーとの連携を促進するコミュニケーションエリアやコラボレーションラボを設け、パートナーシップの深化と多様な領域における協創の加速を実現します。これらの協創活動により得られたデータや情報を、HCSTと当社研究開発の中核拠点であるテクノパーク間をデジタルコミュニケーションでシームレスにつなぐことで、拠点間の枠を超えたリアルタイムかつ機動的な研究開発を実現します。
 
 シスメックスは、人々のヘルスケアジャーニーがより良いものになるよう、さまざまな外部パートナーとの協創を通して、一人ひとりに最適な医療を支える価値の高い検査・診断技術の創出に取り組んでまいります。
 

  【研究開発拠点の概要】

   名称:

 Healthcare Science Hub Tokyo(略称:HCST)

  所在地:  三井リンクラボ新木場2内(東京都江東区新木場1丁目17番8号)
  フロア面積:   844.27 m2
  稼働開始時期:  2023年7月

 コミュニケーションエリア:


 コラボレーションラボ:
  
 

  【参考】
   

2023年5月11日リリース『シスメックスグループ長期経営戦略および中期経営計画を策定 ~次の10年に向けた新たな挑戦のスタート~』
https://www.sysmex.co.jp/news/2023/230511_03.html

     
  【注釈】 
  ※1 「ヘルスケアジャーニー」とは、シスメックスが提唱する概念であり、人が一生の中(ライフステージ)で、自身のヘルスケアについて経験する各種イベントと、医療機関などを含む対応のプロセスを「旅路」として捉えるもの。シスメックスは、一人ひとりのヘルスケアジャーニーがより良いものになるよう、さまざまな協創を通じて新たな価値を提供し、社会にとって不可欠な存在として成長していくことを目指しています。
     
  ※2 生物系や化学系の実験または分析を行う研究施設のこと。ここでは、血液や細胞などのサンプルを活用した研究や、装置・薬品を実際に使用した研究が行われる。
     
以上
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    その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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