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国内初の自動血球計数装置が国立科学博物館「重要科学技術史資料」に登録

~独自開発した技術により血球計数の真の自動化を開拓~

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒 以下「シスメックス」)は、当社が国内で初めて開発した、自動で血液中の赤血球および白血球の数を測定する「自動血球計数装置CC-1001」が、独立行政法人 国立科学博物館(館長:林 良博 以下「国立科学博物館」)の重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)に登録されました。
 世界初の独創的な技術により高精度の血球計数装置を開発し血球計数の真の自動化を開拓したことに加え、今日の飛躍的に拡大した臨床検査領域の発展に顕著な役割を果たしたことが評価されました。
 登録証および記念盾の授与式は、9月10日(火)に国立科学博物館にて開催されます。

 「未来技術遺産」は、日本において、科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していくうえで重要な意義を持つ科学技術史資料および国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料の保存と活用を図るとともに、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的に、国立科学博物館が実施している登録制度です。

 このたび、シスメックスが1963年に国内で初めて開発した「自動血球計数装置CC-1001」が国立科学博物館 重要科学技術史資料に登録されました。
 血液中の赤血球や白血球などの数や大きさを分析する血球計数検査(ヘマトロジー)は、健康診断や病気の診断・治療において重要な役割を果たします。シスメックスは、血液細胞を計数するために、直径80ミクロンの対向電極を直径100ミクロンの細孔部に封入する微細加工技術により、細孔の両端に設置された電極に高周波を加えた状態で、その細孔の部分を流体媒質中の微粒子が通過する際の微小な静電容量変化を検出するという独創的な技術である静電容量方式を世界で初めて血球計数装置に採用しました。

 日本では、血球計数検査はそれまで100年近く医療従事者が顕微鏡を用いて目視で計測して実施していましたが、CC-1001の実用化により、自動で計数することを実現し、以降国内に広く普及しました。これにより、計数精度の向上・検査の省力化・検査結果の迅速報告を実現するとともに、1961年に発足した国民皆保険制度に伴う検査ニーズの増加対応に貢献してきました。

 シスメックスは、CC-1001で確立された独創的な技術である静電容量変化の検出原理に基づく高周波技術を白血球の分類・分析機能に発展・応用させることにより、血球計数装置の発展に寄与してきました。また、より迅速かつ安全な検査環境を提供する自動搬送システムの実現や、より付加価値の高い検査項目の測定を可能にするなど先進的な技術がグローバルに認められ、シスメックスはヘマトロジー分野におけるグローバルシェアNo.1の地位を確立しています。現在、シスメックスのヘマトロジー製品は、世界190カ国以上の医療機関で活躍し、世界の医療に大きく貢献しています。
 CC-1001は、2019年9月10日から9月23日の期間で、国立科学博物館に展示される予定です。

 シスメックスは今後も、先進的で価値の高い検査・診断技術の創出に向けた研究開発を進めるとともに、独自のグローバルネットワークを活かして、医療の発展と人々の健やかな暮らしへの貢献を目指した取り組みを進めていきます。
 
 
【自動血球計数装置 CC-1001】
CC-1001
 
【参考】
  2014年8月27日リリース『国内初の自動血球計数装置が「第3回分析機器・科学機器遺産」に認定』
    https://www.sysmex.co.jp/news/2014/140827.html
   
  国立科学博物館 重要科学技術史資料
    http://sts.kahaku.go.jp/material/index.html
 
 以上
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