シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒 以下「シスメックス」)は、シスメックスグループが持続可能な社会の実現に向けた環境保全をさらに推進するために、2025年を最終年度とする「シスメックス・エコビジョン2025」を策定しました。
昨今、地球環境問題は、持続可能な社会を実現していく上で喫緊の課題といわれています。2015年にCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)で採択された「パリ協定」では、地球温暖化防止に向けて世界の全ての国や地域にCO₂排出量削減のための目標設定と対策実施が義務付けられました。また、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」でも、環境課題解決のための目標が掲げられ、政府のみならず、企業も一定の責任を果たすことが求められています。
シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」の実践を通じてステークホルダーの皆様に「安心」をお届けするという考えのもと、医療の発展と人々の健やかな暮らしの実現への貢献はもとより、社会の様々な課題解決にも取り組んでいます。その課題の一つである「環境への配慮」では、製品ライフサイクルにおける環境配慮と事業所活動における環境負荷低減に積極的に取り組んできました。
このたび、創立50周年という節目を迎え、シスメックスグループ長期経営目標の策定に合わせて、新たに「シスメックス・エコビジョン2025」を制定しました。これは、シスメックスグループが2025年に向けて目指す長期環境ビジョンであり、これまで以上に、開発・生産・販売・サービス&サポートなどの製品・サービスのライフサイクルおよび事業活動のバリューチェーン全体の環境保全を推進するものです。
シスメックスは、持続可能な社会の実現に貢献するために、グループ一丸となり、この「シスメックス・エコビジョン2025」の達成に向けた取り組みを確実に実行していきます。
【シスメックス・エコビジョン2025の概要】
<長期環境ビジョン> | |
製品・サービスのライフサイクルおよび事業活動のバリューチェーンにおける、2025年度までの環境目標を設定し、地球環境の保全に取り組みます。 | |
1.CO₂排出量を削減し、地球温暖化防止に貢献します。 2.資源消費の削減と資源循環を推進し、地球資源の持続可能性向上に貢献します。 3.事業活動と自然環境のつながりを認識し、生物多様性の保全に貢献します。 |
|
|
|
<長期環境目標> |
項目 | 長期環境目標 (2025年度) | |
CO₂排出量の削減 | ![]() |
・ 機器製品の使用時において15%削減 ・ 事業活動において50%削減 ・ 出荷物流において15%削減 |
水消費量の削減 | ![]() |
・ 機器製品の使用時において15%削減 ・ 事業活動において15%削減 |
資源循環の推進 | ![]() |
・ 事業活動において、リサイクル率93%以上 |
生物多様性の保全 | ![]() |
・ 脱動物由来原料製品のラインアップ拡充 |
※基準年度:2016年度