ニュース

ニュース

ドイツの試薬生産工場の拡張完了

~EMEAでの需要拡大に向け試薬生産能力を従来の約1.5倍に~

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ地域)における今後の試薬の需要増加に対応するため、ドイツの試薬生産工場を拡張し、試薬の生産体制を強化しましたので、お知らせします。

 シスメックスグループは、国内で2拠点、海外で7拠点の試薬生産工場において試薬を現地生産し、世界中のお客様へ安定的にお届けしています。

 2012年には、急成長する中国市場の需要増加に対応するため、中国の済南工場における生産能力を従来の約5倍にまで対応できる生産体制を整備しました。また、同年に国内および一部海外の試薬生産を担っている小野工場の生産能力を従来の約1.5倍に拡張しました。

 2014年にはアジアにおける需要増加に対応するため、シンガポールの試薬生産工場を約3倍の生産能力まで拡張するなど、グローバルに試薬供給体制を強化しました。


 このたび、EMEAにおいて今後予測される試薬の需要増加に対応し、安定的に試薬を供給するため、ドイツの試薬生産工場を拡張し、生産能力を従来の1.5倍に増強しました。本拡張では、最適なフロアレイアウトを取り入れることで、生産品質、生産効率の向上を実現しています。

 また、自然エネルギーを利用した季節間蓄熱空調システム「Ice thermal storage system」など、ドイツの厳しい環境規制に対応するための環境設備を導入し、地球環境へも配慮しています。


 今後もシスメックスは、各地の市場環境、成長にあわせた生産体制で、世界中のお客様に安定的に製品をお届けしていきます。


【試薬生産工場の概要】
  所在地: ドイツ シュレースヴィヒ・ホルスタイン州
  投資総額: 約13,000,000 EUR
  稼動時期: 2015年7月
  生産品目: ヘマトロジー試薬、尿検査試薬など

                  
ドイツ試薬生産工場 

※Ice thermal storage system: 地中に埋めた水を冬期の外気で製氷しその氷を夏季の冷房に利用、冬季は外気より暖かい地中の水から熱を吸収し暖房に利用するシステム


以上
  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
    その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

ニュースへ戻る