ニュース

ニュース

カンボジア保健省と臨床検査の質向上に向けた学術支援活動に関する契約締結

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、カンボジア保健省とカンボジアにおける臨床検査の質向上を目的とした学術支援活動に関する契約を締結しましたのでお知らせします。

 カンボジアは、過去10年間における実質GDPの年平均成長率が約7.6%と高い水準を維持しています。近年の経済発展に伴い、カンボジア保健省を中心に医療インフラの整備、医療水準の向上に向けた取り組みが進められており、その中で臨床検査の質向上が課題の一つとして挙げられています。


 このたび、シスメックスは、カンボジア保健省と、カンボジアの臨床検査の質向上を目的とした学術支援活動に関する契約を締結しました。

 カンボジア保健省が定める基準検査室※1に導入されている、当社の自動血球分析装置について、国際基準に基づいた機器の維持管理を支援します。また、カンボジア国内の臨床検査室を対象とした、ヘマトロジー分野の外部精度管理※2スキームの構築・運用をシスメックスが支援します。加えて、その運営活動の中心となる現地医療従事者に対し、シスメックスがこれまでに培ったグローバルサービス&サポートの経験に基づいた技術的、学術的ノウハウを提供します。


 今後もシスメックスは、途上国、新興国における臨床検査の支援を推進し、臨床検査の標準化および質向上に寄与することで、世界中のお客様に安心をお届けしていきます。


【契約の概要】

  契約締結日: 2015年3月19日
  契約内容: カンボジアにおける臨床検査の質向上を目的とした学術支援活動
  対象期間: 2015年3月1日~2017年12月31日(以降、1年ごとの自動更新)

 


  ※1 基準検査室: 

地域や国の臨床検査室のモデルとなり、中核的な役割を果たす検査室のこと。
国際的な検査の標準法に対するトレーサビリティの取れた検査が実施されている。

  ※2 外部精度管理: 複数の臨床検査室に同一の試料(人工的に作られた血液など)を配付し、回収された測定結果を統計的手法を用いて解析することにより、各検査室の測定結果の精度を評価する手法のこと。結果は各検査室へフィードバックされ、検査の質向上に役立てられる。



以上
  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
    その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

ニュースへ戻る