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ヘマトロジー分野のコンパクトモデル「XPシリーズ」を新発売

~新興国をメイン・ターゲットとし、拡大する需要に対応~

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、このたび当社の主力分野であるヘマトロジー分野において、白血球3分類が測定可能なコンパクトモデル「XPシリーズ」をグローバルに発売します。今回の「XPシリーズ」の新たなラインアップにより、お客様のさまざまなニーズに対応したソリューション提案を、さらに展開していきます。今後も、シスメックスならではの強みを生かした新たな価値を提供し、絶対的なヘマトロジーグローバルNo. 1の地位確立を目指します。

 近年、新興国は世界経済の成長を牽引するなど発展が目覚ましく、経済の発展とともに国民の健康や医療に対する意識が高まり、医療関連インフラの整備が進み検査の需要が拡大しています。一方、先進国では医療技術の高度化、高齢化社会への対応、予防医療への関心の高まりなど、医療に対するニーズはますます多様化しています。


 シスメックスは、創立から血液中の赤血球・白血球・血小板などを分析するヘマトロジー分野(血球計数検査分野)を主力分野として取り組んでいます。血球計数検査は医師の診断を支える基本的な検査として、大学病院などの大規模施設から、中小病院・開業医などの小規模施設まで幅広く実施されています。シスメックスは大規模施設向けのハイスペックモデルから中小規模施設向けのコンパクトモデルまでフルラインアップを有し、お客様の多様なニーズにお応えしています。なお、現在、ヘマトロジー分野におけるシェアはグローバルNo. 1です。


 このたびの「XPシリーズ」は、従来モデルで培った高い信頼性を維持しながら、新興国の拡大する需要にお応えする分析装置として新たに発売します。「XPシリーズ」は当社装置の統一デザインコンセプトである「サイレントデザイン®※1」を採用し、カラータッチパネルによる操作や記憶検体数の増加(従来比約100倍)などにより、お客様の操作性や利便性を格段に向上させています。さらに、当社のアフターサービスの特長であるSNCS®※2に対応する機能を備えています。SNCS®は、ネットワークを利用して精度管理※3や修理サポートを行うことにより、装置の安定稼動を支援するサービスです。シスメックスは、機器、試薬などの製品とアフターサービスをトータルで提供することにより、お客様が安心して検査を実施できる環境をサポートしています。


 今後も、シスメックスは独自の技術を生かし、世界各地の増加する検査需要や多様化する検査ニーズに応えることのできる新たな製品やサービスを提供し、医療の発展と進化に貢献していきます。



【新製品の概要】
販売名: 多項目自動血球計数装置 XPシリーズ
対象市場: 全地域
発売時期: 2012年5月 (各国の許認可取得後、順次発売)
型名: ・XP-300(記憶検体数40,000検体)
  ・XP-100(記憶検体数35,000検体)、海外地域のみの発売
   
【特長】  
  ・オンラインサービスに対応
  ・ハンディーバーコード対応
  ・各種言語に対応 (日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、ドイツ語、
  イタリア語、フランス語、インドネシア語)
  ・新たなデザインコンセプト「サイレントデザイン®」の採用
  ・処理能力: 60検体/時間
  ・測定項目: 白血球3分類を含む、全20項目
   
【外観】

XP-300

【用語解説】
※1: お客様のことを考え、使いやすい環境を作り、時代に左右されない価値を提供することを目指した、当社製品のデザインの基本的な考え方。
※2: 「Sysmex Network Communication Systems」の略で、お客様の分析装置と、当社のカスタマーサポートセンターをインターネットでオンライン化することにより、リアルタイムの外部精度管理・装置状態の自動監視や、Webによる情報提供を行うサービスのこと。なお、実施するサポートサービスの内容は各地域により異なります。利用には別途契約等(有償)が必要です。
※3: 検査装置の測定値を保証するための管理手法。お客様の検査装置が正しく機能しているかを確認すること。

以上

  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
    その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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