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優れた人的資本経営・情報開示に取り組む企業として「人的資本リーダーズ2023」および「人的資本経営品質 2023(ゴールド)」に選定

 シスメックス株式会社は、一般社団法人HRテクノロジーコンソーシアムとHR総研、MS&ADインターリスク総研株式会社が共同で企画・実施した「人的資本調査2023」において、人的資本投資を中長期の投資と捉えて取り組みを進めていることや、投資とリターンについて指標を定め、社内データによる検証を行うなど科学的な取り組みを実施している点が高く評価され、「人的資本リーダーズ2023」および「人的資本経営品質2023(ゴールド)」に選定されました。
 

「人的資本調査2023」とは

 人的資本調査は、「企業価値向上に向けた本質的な取り組み推進」をテーマに、上場企業、非上場企業を含む企業・団体を対象としたアンケート結果を通じて、評価を実施しています。アンケートは「人的資本経営の体制構築」「データドリブン※1体制」「PDCAサイクル」「マルチステークホルダーへの積極的な開示と対話」の視点から設計された大規模調査です。選考委員による評価に基づき、先進的取り組みを行うリーダー企業を決定する「人的資本リーダーズ」に加え、調査の回答結果から相対的に取り組み水準が高い企業として、「人的資本経営品質ゴールド/シルバー」を選定しています。
 本調査のデータ活用により、企業価値向上に向けた人的資本の取り組み研究にもつながるほか、選定された優れた企業とその取り組みは広く社会へ発信されます。さらに、これらの取り組みを通じて、日本の企業・団体に人的資本経営と開示の取り組みが浸透し発展していくことを目指しています。

人的資本に関するシスメックスの取り組み

 シスメックスでは、経営戦略を構成する要素として、事業戦略や技術戦略とともに、「人的資本戦略」を組み込んでいます。人的資本戦略の策定において、人的資本マネジメントを「インプット」「スループット」「アウトプット」の視点で整理し、重要なアウトプットKPIとして付加価値生産性※2を設定しています。これは、社員の賞与算定にも活用され、全社で付加価値と生産性を高めていく動機付けにつながっています。さらに、詳細な人的資本に関するKPIも設定し、個々のKPIの特性に応じて、毎月、半年などのサイクルで定期的なモニタリングを行い、組織状況の把握や適時適切な対策に活用しています。
 また近年では、事業のグローバル化やポートフォリオの急速な多角化に伴い、高度専門人材や次世代リーダーの獲得や育成に注力するとともに、多様な人材が互いに尊重し能力を最大限に発揮できるよう、中長期の経営計画の中で各種施策に取り組んでいます。
 このような取り組みは、年次報告書である「シスメックスレポート(統合報告書)」や「シスメックス サステナビリティデータブック」において、多様なステークホルダーに向けて情報を発信しています。
 
 今後も、グループ内での人材マネジメントシステムの活用の幅を広げ、より多くの人材が長く活躍できる職場環境の実現を目指していきます。

【参考】
「人的資本リーダーズ2023」特設サイト:
 https://www.hrpro.co.jp/human_capital_survey/2023/

シスメックスレポート(統合報告書)  p.53~54:
 https://www.sysmex.co.jp/ir/library/annual-reports/index.html

シスメックス サステナビリティデータブック:
 https://www.sysmex.co.jp/csr/report/index.html

【注釈】
※1 データドリブン:データをもとに意思決定をする手法
※2 付加価値生産性:(営業利益+人件費+減価償却費)÷労働時間
 

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