シスメックス株式会社

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2018年12月04日

新たな価値創造に向けた「HDL機能測定」の研究受託サービスを開始
~動脈硬化関連疾患の予防、治療機会の提供を目指す~

   シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒 以下「シスメックス」)は、自社が有する測定プラットフォーム、アッセイノウハウなどを活用した研究受託サービスの一つとして「研究用高比重リポ蛋白機能測定(以下「HDL機能測定(研究用)」)」の提供を開始します。
   本サービスを通じて動脈硬化関連疾患における新たな診断、治療法の創出に貢献します。

 HDLは血管などに溜まったコレステロールを肝臓へと回収し、動脈硬化の発生および進行を抑制しています。健康診断などで測定されるHDLコレステロールはHDL中のコレステロールの量を測定していますが、近年、HDLがコレステロールを回収・運搬する能力(以下、「HDL機能」)を評価することが、心血管疾患の予防・管理をする上で有用であると報告されています。しかしながら、従来のHDL機能評価法は測定手技が煩雑であるとともに、特殊な設備が必要であり、かつ検査工程に数日を要していました。

 シスメックスは、2013年より神戸大学大学院医学研究科の「立証検査医学(シスメックス)分野」において共同研究「冠動脈疾患関連分子マーカーの臨床的有用性の検証」を進め、HDL機能に関する新たな測定法を構築するとともに、この測定法により「HDLのコレステロール取り込み能と冠動脈疾患の再発リスクとの関連性(J Appl Lab Med. 2017 Sep 2 (2) 186-200.)」を明らかにし、HDL機能の冠動脈疾患リスクマーカーとしての可能性を見いだすなどの成果をあげてきました。さらに、自社の免疫測定プラットフォームである「研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000」を用いて、この新たな測定法を自動化し、約30分でHDL機能の評価を可能としました。

 このたびシスメックスは、研究受託サービスとして、「HDL機能測定(研究用)」の提供を開始します。「HDL機能測定(研究用)」の提供は、血中脂質と各種疾患に関する研究者を対象としており、お預かりした試料をシスメックスの受託測定施設で測定し、その結果をお届けすることで研究を支援します。本サービスを通じて、HDLを対象とした創薬研究や疫学研究など幅広い臨床エビデンスの蓄積に貢献し、動脈硬化関連疾患の予防、治療機会の提供を目指します。

 さらに、シスメックスは「研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000」を用いたタンパク質バイオマーカーの研究受託サービスとして、このたびの「HDL機能測定(研究用)」以外の研究用測定項目をラインアップとして追加するとともに、お客様の研究ニーズに応じて、カイコなどを用いたタンパク合成技術による試薬原料および試薬の開発など、他の自社技術・ノウハウを活用した研究支援も行います(研究受託サービスWebサイト:http://lifescience.sysmex.co.jp/products/hi1000/index.html)。

 今後もシスメックスは、自社測定プラットフォームや自社保有技術を活用した研究受託サービスの提供を通じ、個別化医療の実現を目指して、臨床において価値の高いバイオマーカーの実用化に向けた研究開発を促進し、お客様とともに医療の発展に貢献していきます。
 

以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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