シスメックス株式会社

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2018年11月13日

「研究用1分子蛍光顕微鏡 HM-1000」を発売
~高い空間分解能を備えた超解像蛍光顕微鏡で新たな治療薬や診断法に関する研究開発を支援~

   シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒 以下「シスメックス」)は、超解像蛍光顕微鏡「研究用1分子蛍光顕微鏡 HM-1000」を発売します。超解像イメージング技術により、従来の蛍光顕微鏡の限界を超える高い空間分解能※1(40nm以下)を実現し、細胞内に存在する微小なタンパク質の形状や遺伝子の分布などの精緻な観察を可能とすることで、個別化医療の実現に向けた次世代の治療薬や診断法に関する効果的な研究開発と細胞生物学の発展に貢献します。

 がんやアルツハイマーなどの研究においては、ミトコンドリアなどの細胞内小器官の異常や、神経シナプス※2内の微小構造、細胞内の極めて微小な区画に存在する分子の局在・形状と疾病との関係性を明らかにすることが、新たな治療薬や診断法の効果的な開発につながると言われています。
 しかし、これまでの蛍光顕微鏡では、光の回折限界により、200nm以下の構造物やタンパク質を明瞭に分離して観察することは困難でした。超解像蛍光顕微鏡は、これまでの蛍光顕微鏡の回折限界を克服し、従来見ることが困難であった数十ナノメートル単位のタンパク質や細胞内小器官の構造が観察できる顕微鏡であり、がんやアルツハイマーのほか、再生医療など様々な研究分野への貢献が期待されます。一方現在の超解像蛍光顕微鏡は、専用の暗室が必要であること、光軸調整等の複雑な操作に専門的なスキルが必要であることなどが普及における課題となっていました。

 このたび、シスメックスが発売する「研究用1分子蛍光顕微鏡 HM-1000」は、蛍光色素を用いた分子検出技術と画像解析技術を組み合わせた独自の超解像イメージング技術により、高い空間分解能(40nm以下)を実現するとともに、本体内に暗室空間を作り出し、レーザーユニットやモニターを一体化したデスクトップサイズの超解像蛍光顕微鏡です。専用の暗室環境を不要とし、標本をセットするだけで簡単に超解像画像の取得が可能なため、これまで導入が難しかった研究施設でも広くお使いいただくことが可能となります。まずはHM-1000を日本の大学、製薬企業、国立研究開発法人などの研究施設を対象に発売し、今後対象市場を順次拡大していく予定です。
 また将来的には、血液中に含まれるごく微量のタンパク質を高感度に測定する当社製品「研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000」を用いた新たなバイオマーカーの実用化支援において、エビデンス蓄積・有効性の検証のためにHM-1000の活用も検討しています。

 今後もシスメックスは、お客様とともに、価値の高い治療薬や診断法などの開発に向けた効果的な研究開発を支援することで、個別化医療の発展に貢献します。

【新製品の概要】

  販売名: 研究用1分子蛍光顕微鏡 HM-1000
  対象施設: 大学、製薬企業、国立研究開発法人などの研究施設
  対象市場: 日本より順次拡大予定
  発売時期: 2018年10月


【特徴】
  ・専用の暗室が不要
・空間分解能40nm以下
・コンパクトなデスクトップサイズ
・「サイレントデザイン™」を採用
・2017年度 グッドデザイン賞において金賞 (経済産業大臣賞)を受賞
 
【外観】
  
小型で場所を選ばず、暗室が不要。

モニターが横にスライドし、
標本を簡単にセットすることが可能。
 【注釈】
  ※1  空間分解能:
物体の構造を分離する能力のことで、顕微鏡などにおいて、接近している2つの点を分離して識別することが出来る2点間の最小の距離を指す。
 
  ※2  神経シナプス: 
脳内の神経細胞と神経細胞の間の結合部分。

【参考】
  2017年11月2日リリース 『超解像蛍光顕微鏡が「2017年度 グッドデザイン金賞」を受賞』
www.sysmex.co.jp/corporate/news/2017/171102.html
 
  2018年3月29日リリース 『「研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000」を発売』
www.sysmex.co.jp/corporate/news/2018/180329.html
 
  製品紹介Webサイト
sysmex-is.jp/products/hm-1000/

以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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