シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、このたび、細胞診断分野における新製品「剥離細胞分析装置 LC-1000」を発売します。
まずは日本や中国など国内外の医療機関を対象として発売し、将来的な子宮頸がんのスクリーニング検査における診断支援としての活用を目指して、臨床的有用性を検証していきます。
このたび、シスメックスはフローサイトメトリー※3の技術を応用した新製品「剥離細胞分析装置 LC-1000」を発売します。
本製品を用いた測定にはCoresightTM(コアサイト)※4という当社の技術が使われており、個々の細胞およびその核の大きさ、核DNA量を測定、解析することができます。本製品を用いることで、細胞のごく僅かな核DNA量の増加傾向や細胞増殖の状態を精緻に捉えることが可能となります。
これにより、細胞診にはない新たな臨床的付加価値を提供し検査の質を高めるとともに、細胞検査士の負担軽減および検査の標準化に繋がることが期待されます。
まずは日本、中国など国内外の医療機関を対象として発売し、今後は、将来的な子宮頸がんのスクリーニング検査における診断支援としての活用を目指して、臨床的有用性を検証していきます。
シスメックスは今後も、さらなる細胞測定、分析技術の開発を含め、さまざまな革新的な技術開発に取り組んでいくとともに、国内外の研究機関や医療機関とのコラボレーションによる臨床的有用性の検証を積極的に進めていくことにより、検査の効率化、高精度化ならびに標準化を実現し医療の発展と進化に貢献していきます。
【新製品の概要】 | |||
一般的名称: | フローサイトメータ | ||
販売名: |
剥離細胞分析装置 LC-1000 |
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対象市場: | 日本、中国より順次拡大予定 | ||
発売時期: | 2014年11月 | ||
処理能力: | 最大20検体/時間 | ||
機能: | 細胞の分散処理、夾雑物除去、核DNAの染色、細胞ならびに核の大きさおよび核DNA量に相当する情報の取得、解析 |
剥離細胞分析装置 LC-1000
【注釈】
以上