シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、このたびインドにおいて、尿検査分野に加え、凝固検査、生化学検査分野においても直接販売・サービスを開始します。
インドは、中国に続き世界第2位となる12億人以上の人口を有し、高い実質GDP成長率を維持しています。著しい経済成長とともに、医療インフラの拡充、医療の質の向上が進められています。
一方で、インドにおける検体検査市場は、約5億ドル(当社推定)であり、日本の約8分の1の規模です。今後も医療インフラの拡充、医療水準の向上とともに、毎年約12~16%の高い成長が期待されます。
シスメックスは1993年にトランスアジア バイオメディカルズをインドにおける販売代理店として以来、両社で協力して販売・サービスネットワークの拡充を進めてきました。1998年にはトランスアジア バイオメディカルズとの合弁会社(現 シスメックスインド)を設立し、試薬の生産を開始しました。2007年にバディに試薬生産工場を設立、2008年には完全子会社化するなど、ヘマトロジー分野を中心に現地における事業基盤の整備、現地代理店を活用した販売・サービスを推進してきました。
このたび、シスメックスは、経済発展、人口増加、医療インフラの整備が進む成長著しいインドでのさらなる成長に向けて、これまで直接販売・サービスを実施していた尿検査分野に加え、凝固検査、生化学検査分野においても直接販売・サービスを開始します。
直接販売・サービスにより、お客様との直接的なコミュニケーションを通して多様な課題へのソリューション提案を行うとともに、当社の強みである学術啓発活動の充実などを進め、インドにおける総合サプライヤーを目指します。
なお、ヘマトロジー分野においては、現地代理店とのビジネスを継続し、現地代理店へのサポート体制をより一層強化します。
今後もシスメックスは、販売・サービス体制の整備や当社ならではのサービス&サポートをお届けし、医療の発展に貢献していきます。
【シスメックスインドの概要】 | ||
名称: |
Sysmex India Pvt. Ltd. |
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(シスメックスインド) | ||
所在地: |
インド マハラシュトラ州 ムンバイ(本社)、ヒマーチャル プラデーシュ州(工場) |
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代表者: | 小山 敦人 | |
資本金: | 118,000,000 INR | |
資本元: | シスメックス株式会社 17% | |
シスメックスアジアパシフィック 83% | ||
※シスメックスアジアパシフィックはシスメックス100%出資子会社 | ||
従業員数: | 43名(2014年4月現在) | |
事業内容: | インドにおける検体検査機器・試薬の販売・サービス&サポート、試薬生産および代理店サポート |