シスメックス株式会社

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2018年03月29日

「研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000」を発売
~リキッドバイオプシーによる個別化医療を目指した新たなバイオマーカーの研究開発を促進~

   シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、リキッドバイオプシーによる個別化医療実現を目指して、「研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000」を発売します。HI-1000は、研究を目的として血液や体液中に含まれるごく微量のタンパク質を高感度に測定することで、個別化医療のための新たなバイオマーカーの実用化に貢献します。

 リキッドバイオプシーは、血液や尿などの体液中に存在する病気由来の成分(遺伝子、タンパク質、細胞など)を測定し診断などに活用するものです。病巣から血液や体液中に放出されたごく微量の成分を検出する必要があるため、腫瘍など組織の一部を採取して行っていた従来の生体検査より、はるかに高感度な測定技術が求められます。

 血液や体液中のタンパク質を測定する技術の一つである免疫測定法は、既に感染症、がん、心疾患などの診断から治療経過観察まで、臨床における免疫検査として幅広く利用されています。シスメックスは、2007年には化学発光酵素免疫測定法(CLEIA:Chemiluminescence Enzyme Immunoassay)を測定原理とした「全自動免疫測定装置HISCL-2000i」を発売するなど、免疫検査の高感度化、迅速化を実現する測定装置および試薬のラインアップ拡充を進めてきました。

 「研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000」は、CLEIAをベースに、非特異結合※1由来のバックグラウンドノイズを低減することにより高感度を実現する免疫複合体転移法※2を搭載した研究用全自動免疫測定装置です。従来法と比較し数十倍から数千倍の高感度化※3 を実現することで、pg※4/mL未満のタンパク質を検出することが可能となり、従来は困難であったごく微量な血中バイオマーカーの測定を実現します。また、反応時間や温度など複数のパラメータを任意で設定可能な仕様とすることで、お客様がターゲットとするバイオマーカーに適した測定が可能となります。

 さらに、お客様の新たなバイオマーカーの実用化に向けて、HI-1000で自動測定するために必要となる試薬開発や測定条件の設定、自社リコンビナントタンパク質生産技術を活用した試薬開発のための原料開発や生産に加え、開発した試薬を用いたエビデンス蓄積のための測定受託など、さまざまなサービスの提供を予定しています。

 今後もシスメックスは、個別化医療の実現を目指して、価値の高いバイオマーカーの実用化に向けた研究開発を促進し、お客様と共に医療の発展に貢献していきます。

【製品の概要】

  販売名: 研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000
  発売時期: 2018年3月


【特徴】

  免疫複合体転移機構による高感度な免疫測定系
  サンプル吸引~結果出力まで全自動で実施
  任意の測定プロトコル設定が可能(分注液量、反応時間、 反応温度)
  デザインコンセプト:「サイレントデザインTM※5」を採用


【外観】 

 
研究用全自動高感度免疫測定装置 HI-1000

 

 

【注釈】
  ※1  非特異結合:
抗体を用いた検出系において、検出対象以外の物質に抗体が反応すること。
免疫測定においては、多くの非特異結合が要因となって高感度化を妨げており、特に標識抗体の固相表面(ビーズ)への非特異結合が、バックグラウンドノイズになることが知られている。
 
  ※2

免疫複合体転移法:
測定対象を含む免疫複合体(抗原抗体反応の結合物)を、ビーズなどの担体に形成させた後に、複合体の形を保ったまま担体上から解離させ、次に解離した免疫複合体を別の担体で捕らえて、測定を行う。これにより、非特異結合に起因するバックグラウンドノイズを抑え、高感度測定が可能となる。
 

  ※3 酵素免疫測定法および化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)と比較した場合(当社調べ)。対照法、測定項目によって異なります。
 
  ※4 pg (ピコグラム):
1ピコグラムは1兆分の1グラム。
 
  ※5

サイレントデザインTM
お客様のことを考え、使いやすい環境を作り、時代に左右されない価値を提供することを目指した、当社製品のデザインの基本的な考え方。

  
以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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