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当社の自動血液凝固測定装置が「第5回分析機器・科学機器遺産」に認定

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、一般社団法人 日本分析機器工業会(以下、「JAIMA」)と一般社団法人 日本科学機器協会(以下、「JSIA」)より、当社が開発した「自動血液凝固測定装置 CA-100」について「第5回分析機器・科学機器遺産」の認定を受けました。

 JAIMAとJSIAは、日本国民の生活・経済・教育・文化に貢献した貴重な分析技術/分析機器や科学機器を、文化的遺産として後世に伝えることを目的に「分析機器・科学機器遺産」の認定制度を2012年より導入し、これまで62件が認定されています。

 血液凝固検査は血液の固まりやすさや固まりにくさを調べる検査で、血友病や肝硬変の診断、手術前の出血傾向を把握することに役立つ重要な検査です。1980年代前半、検査の自動化が進みましたが、さらなる測定感度や精度の向上が求められていました。
 シスメックスが開発し、1984年に発売開始したCA-100は、測定状況や検体の異常を容易に発見できるよう、凝固反応のプロセスをグラフィック表示できる機能を搭載するとともに、測定の高感度化を実現しました。また、血液凝固測定装置では世界初となる精度管理機能を搭載し、測定精度の向上と安定した検査結果の提供を可能にしました。
 他社に先駆けて搭載したこれらの機能は、シスメックスのみならず現在の血液凝固測定装置に広く採用され、業界のスタンダードとして継承されています。

 CA-100は、「第5回分析機器・科学機器遺産」の認定を受け、JASIS 2016(旧分析展/科学機器展)にて認定証が授与されました。シスメックス製品の認定は、「第3回分析機器・科学機器遺産」の当社が国内で始めて開発した「自動血球計数装置CC-1001」に続き、2回目となります。

 シスメックスは今後も、検査のさらなる質向上や効率化に向けた研究開発を進め、世界各地の増加する検査需要や多様化するニーズに応え、医療の発展と進化に貢献していきます。

 

【自動血液凝固測定装置 CA-100】

                 

【「第5回分析機器・科学機器遺産」認定証授与式】

     
     
 
■JAIMA/JSIAによる遺産認定リリース 
  第 5回「分析機器・科学機器遺産」認定事業において15件認定
http://www.jaima.or.jp/jp/press/index.html

 
■展示会JASIS 2016について
     http://www.jasis.jp/



 

 

 
以上
  • プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
    その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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