シスメックス株式会社

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ニュースリリース

研究・開発
2016年07月04日

糖鎖マーカーを用いた新たな診断薬の提供を目指しGL-i社と共同開発を推進

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、糖鎖マーカーを用いた新たな診断薬の提供を目指し、グライコバイオマーカー・リーディング・イノベーション株式会社(本社・研究所:茨城県つくば市、代表取締役CEO:竹生 一行 以下「GL-i社」)と免疫検査試薬の共同開発を推進していきます。

 GL-i社は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)から、その知的財産の価値を高め世に送り出す期待を込めて設立され、「産総研技術移転ベンチャー」の称号を付与された会社で、産総研で開発された糖鎖解析技術に関する研究成果の実用化(臨床検査薬、創薬)を推進しています。

 糖鎖は、細胞の表面や、血液中に存在するほとんどのタンパク質上に存在し、タンパク質を生産する細胞の状態(病気か健康かなど)が変化すると、糖鎖自身も変化するという特性を持っています。これまでのタンパク質(抗原・抗体)の量的変化ではなく、タンパク質上の糖鎖の質的変化を検出することで、これまでにない新たな臨床価値が提供できると期待されています。
 当社はこれまで免疫事業において、世界初となる糖鎖マーカーを用いた、肝線維化検査用試薬「HISCL M2BPGi®試薬」の共同開発を通して産総研と関係を構築してきました。

 シスメックス、産総研およびGL-i社は、胆管がんなどの新たなバイオマーカーの共同開発に取り組んでおり、産総研はマーカー探索等の基礎研究、GL-i社は臨床研究、当社は診断薬の開発、薬事認可取得、製造、販売等の役割を担い、実用化に向けた共同開発を推進しています。

 今後、GL-i社との共同開発の推進により、日本発の糖鎖マーカーを用いた診断薬開発メーカーとしての確固たるポジションの確立および、免疫事業における新規項目の創出を目指します。
 
 シスメックスは今後も、当社独自の検査項目の拡充により診断価値の向上に努めるとともに、日本発の技術を世界へ発信していきます。

 

【GL-i社の概要】

  設立日: 2015年3月3日
  本店所在地: 茨城県つくば市(産総研内)
  代表取締役: 竹生 一行
  取締役: 久野 敦(CTO) 産総研創薬基盤研究部門上級主任研究員と兼務
  取締役: 牛田 雅之(CFO)

 

【参考】
 
2013年2月26日リリース
 「世界初となる糖鎖マーカーを用いた肝線維化検査技術の実用化に成功
 -肝炎から肝硬変に至る肝臓の線維化の進行度を迅速に判定-」
 http://www.sysmex.co.jp/corporate/news/2013/131226.html

 2015年1月5日リリース
 「肝臓の線維化検査用試薬(HISCL M2BPGi試薬)が保険適用
 -血液で慢性肝炎から肝硬変に至る肝臓の線維化の進行度を迅速に判定-」
 http://www.sysmex.co.jp/corporate/news/2015/150105.html

 
【注釈】

  ※糖鎖: 細胞表面や血液中のタンパク質上に存在する糖が連なった物質。「細胞やタンパク質が羽織る衣装のようなもの」とも例えられる。個々の細胞に特異的な情報伝達や細胞間コミュニケーションなどの役割を果たしている。糖鎖マーカーは糖タンパク質に存在する糖鎖の構造変化をターゲットにしたバイオマーカー。

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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