シスメックス株式会社

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経営・事業
2014年06月09日

シスメックスと凸版印刷、遺伝子解析・検査事業で提携

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)と凸版印刷株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:金子 眞吾 以下「凸版印刷」)は、このたび凸版印刷の子会社である株式会社理研ジェネシス(本社:東京都、代表取締役社長 塚原 祐輔 以下「理研ジェネシス」)にそれぞれ出資し、個別化医療における遺伝子検査事業の発展のため、相互に協力していくことに合意しました。

 今後、各社の保有する技術のシナジーにより、個別化医療への取り組みを加速させていきます。

 患者さん個々に最適な医療(個別化医療)を提供するにあたり、個別の病態進行や薬剤効果の判定を可能とする、遺伝子検出技術や検出された遺伝子の解析を担うバイオインフォマティクス※1が重要な役割を果たしています。

 凸版印刷は、独立行政法人理化学研究所(以下「理化学研究所」)および株式会社理研ベンチャーキャピタルと共同で、個別化医療における理化学研究所の最先端研究成果を広く社会に展開し医療現場における実用化を促進することを目指し、2007年に理研ジェネシスを設立しました。

 理研ジェネシスは、最先端の遺伝子解析技術やバイオインフォマティクスを活用した遺伝子受託解析サービスや製品を提供し、個別化医療における技術・経験・ノウハウを保有する数少ない日本企業の一つです。凸版印刷は理研ジェネシスをライフサイエンス事業の中核に位置付け、凸版印刷の研究開発リソースを活用し、がん化の原因となる体細胞遺伝子の変異を迅速、簡便に検出できる遺伝子解析システムを共同開発するなど、個別化医療に向けた遺伝子検査領域において、積極的に研究開発を進めています。

 シスメックスは、個別化医療実現に向けた検体検査技術プラットフォームの拡充を目指し、2013年にはデジタルPCR技術※2を保有するInostics社の買収、研究機関や大学・医療機関とのオープンイノベーションによるバイオマーカー獲得など、その取り組みを強化しています。

 

 このたび、遺伝子解析技術による個別化医療の実現という方向性の一致、3社の保有する技術のシナジーへの期待から、資本提携に至りました。これにより、遺伝子検査に求められる技術プラットフォームを拡充し、短期的には理研ジェネシスとシスメックスの保有する製薬企業とのコンパニオン診断※3薬開発案件のパイプラインを最大限に活用し、日本発のコンパニオン診断の世界展開を目指します。

 

 また、中長期的には、バイオマーカーの発見から実用化にいたるまでの各ステージにおける遺伝子検査に対するさまざまなニーズに柔軟に対応するとともにシームレスに連携させ、価値の高いバイオマーカーを新たな検査法として医療の現場にお届けすることで、個別化医療への取り組みを加速させていきます。

 これらの活動を通して遺伝子検査における総合力を発揮し、研究開発と事業を推進することで、日本発遺伝子検査技術のグローバルでのポジション確立を目指します。

 

 今後、シスメックス、凸版印刷、理研ジェネシスは、遺伝子解析検査のさらなる質の向上や効率化に向けた技術開発を進めるとともに、患者さん一人ひとりに最適な医療に必要な価値の高い検査の実現に向け、研究開発・事業展開に取り組んでいきます。

【資本提携内容】
出資比率:
・凸版印刷株式会社: 63.2%
・シスメックス株式会社: 36.5%
・株式会社理研ベンチャーキャピタル: 0.3%



【注釈】
※1  バイオインフォマティクス:遺伝子がタンパクの情報を解析し、生命現象を解明するための情報技術。特にここでは、遺伝子情報と病気の関係を解析する技術を意味している。
※2 デジタルPCR技術:非常に高感度な遺伝子検出技術のひとつであり、特に血液中のがん遺伝子などの検出への応用が期待されている。
※3 コンパニオン診断:医薬品の効果や副作用を投薬前に予測するために行われる臨床検査のことで、特に、医薬品の開発と同時に開発される検査をコンパニオン診断という。





以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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