シスメックス株式会社

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経営・事業
2013年10月09日

シスメックス アイノスティクスがバイエルヘルスケアと血中遺伝子検査技術によるがんコンパニオン診断薬の共同開発契約を締結

  シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、このたび、シスメックスの子会社であるシスメックス アイノスティクス社とバイエルヘルスケア社が共同開発契約を締結したことを、以下のとおりお知らせします。

 シスメックス アイノスティクス社は、バイエルヘルスケア社と血中遺伝子検査によるがんコンパニオン診断※1薬の共同開発契約を締結しました。共同開発を行うことで、シスメックス アイノスティクス社の革新的な血液中のがん遺伝子を測定するための高感度PCR技術とバイエルヘルスケア社が開発した標的抗がん剤の融合が可能となります。

 シスメックス アイノスティクス社は、血中遺伝子検査技術の開発実績を有し、がん領域における幅広い活動をグローバルに展開しているバイエルヘルスケア社と協業することにより、がん患者さんに対して新たな治療法を提供することを目指します。


 コンパニオン診断検査は、治療方針を見極める上で特異的な標的分子を患者由来の組織を用いて解析するものであり、これにより、特定の抗がん剤ががん患者さんに有効か否かを判断することができるものです。このたびの共同開発契約でシスメックス アイノスティクス社は、自社が持つBEAMing技術※2による血液遺伝子検査法を用いてコンパニオン診断薬を開発することを目指しています。

 シスメックス アイノスティクス社のBEAMing技術は、がん組織由来の微量血中循環がん遺伝子を非常に高い感度で検出することを可能とし、これにより、患者さんのがん分子の遺伝子変異状況など、これまでの細胞組織検査に代わり非侵襲に(身体へのダメージが少なく)その情報を得ることができます。この技術は、いわゆる「Liquid Biopsy(リキッド バイオプシー)※3」と呼ばれる手法で、手術による組織摘出や生体検査を必要とせず、血液中の遺伝子検査により最適ながん治療薬の選択を実現するものです。さらに、血液を用いた遺伝子検査は、がん組織の採取が困難な患者さんにおいても、繰り返し検査が可能になります。


 このたびの共同開発は、がん患者さんにとって標的抗がん剤という治療の選択を可能とし、シスメックス アイノスティクス社にとって個別化医療をさらに推進する重要なステップとなります。


 今後もシスメックスは、価値の高い検査の開発と普及を通じ、患者さんのQOL向上や医療の標準化、個別化医療の発展に貢献していきます。



【用語解説】

※1 

コンパニオン診断 :


医薬品の効果や副作用を投薬前に予測するために行われる臨床検査のこと。

※2  BEAMing技術:

Bead, Emulsion, Amplification, and Magneticsの各頭文字を省略したもので、Digital PCR(高感度PCR)技術とフローサイトメトリー技術を融合させた遺伝子解析手法。これにより、血中の微量遺伝子変異を検出することができる。

※3  Liquid Biopsy:

腫瘍など組織の一部を採取して行っていた生体検査(Biopsy)と同等の性能でかつ患者さんに負担の少ない検査を血液検査で実現しようとするもの。

 



以上

※プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

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